本宮市議会 > 2016-12-08 >
12月08日-02号

  • "重度心身障害者"(/)
ツイート シェア
  1. 本宮市議会 2016-12-08
    12月08日-02号


    取得元: 本宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    平成28年 12月 定例会(第6回)          平成28年第6回本宮市議会定例会会議録(第3日目)◯議事日程(第2号)                   平成28年12月8日(木)午前10時開議     開議宣告日程第1 一般質問◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(20名)     1番  斎藤雅彦君      2番  石橋今朝夫君     3番  三瓶幹夫君      4番  菅野健治君     5番  橋本善壽君      6番  三瓶裕司君     7番  後藤省一君      8番  円谷長作君     9番  根本七太君     10番  山本 勤君    11番  渡辺善元君     12番  川名順子君    13番  國分義之君     14番  伊藤隆一君    15番  川名正勝君     16番  作田 博君    17番  渡辺忠夫君     18番  国分勝広君    19番  渡辺秀雄君     20番  渡辺由紀雄◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者  市長       高松義行君   副市長      佐々木広文君  教育長      原瀬久美子君  総務部長     渡辺正博君  市長公室長    鈴木弘治君   市民部長     坂上清彦君  保健福祉部長   武田正利君   産業部長     柴田久幸君  建設部長     橋本久雄君   白沢総合支所長  移川善弘君  放射能除染・モニタリングセンター所長           武田与司弘君  会計管理者    渡辺正彦君  教育部長     後藤 章君   総務部次長兼総務課長                            渡辺豊和君  総務部次長兼財政課長       市民部次長兼市民課長           増子宗一君            武田佳久君  保健福祉部次長高齢福祉課長   産業部次長兼農政課長           三瓶 隆君            菅野秀昭君  建設部次長まちづくり推進課長  教育部上席参事教育総務課長           高橋朋久君            矢吹誠司君◯事務局職員出席者  議会事務局長   安田 章    主幹兼局長補佐兼議事係長                            橋本信人  主任主査     根本寛子    副主査      宇田寛之  書記       市村勇樹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) おはようございます。 出席議員が定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまより本日の会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議録署名議員は、前回同様   9番 根本七太君  10番 山本 勤君 を指名いたします。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 会議に先立ち、議長より申し上げます。 福島民報社、福島民友新聞社、FM Mot.Comもとみやより本日の会議取材のため録音・撮影等の許可申し出があり、本宮市議会傍聴規則第8条の規定に基づきこれを許可いたしましたので、ご了承願います。 また、議会広報特別委員長より広報紙編集のため写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、同じくご了承願います。----------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を行います。 なお、一般質問の発言時間は、議会の運営に関する基準第86の規定により30分以内となっておりますので、ご了承願います。 それでは、通告順に一般質問を許します。----------------------------------- △渡辺秀雄君 ○議長(渡辺由紀雄君) 通告1番、議席19番、渡辺秀雄君の一般質問を許します。 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 議席19番、渡辺秀雄です。 通告しておきました項目について、議長の許可がありましたので順次質問をさせていただきます。 本年度は、「みんなが活躍!! 未来につながる もとみや創生」をスローガンに、皆さんに住んでよかったと思ってもらえるまちづくりを目指して市政運営に当たられていると存じますが、その中で今年度事業の取り組み状況について何点かお伺いいたします。 まず、定住促進事業でございますが、促進事業としてマイホーム取得奨励金の交付や避難者支援奨励金の交付等を昨年に引き続いて実施しているところでありますが、宅地造成奨励金の交付について昨年度の執行成果では4件、40区画という報告がありましたが、まず今年度の状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) それでは、ただいまの議員のご質問にお答え申し上げます。 宅地造成の奨励金、いわゆる定住促進奨励金でございますが、こちら平成26年10月の制度開始から行っておりますが、先ほど議員おただしの中で昨年度の実績がありました。それらを含めまして、平成28年11月末までに市内7カ所に全49区画の宅地が造成されたところでございます。1カ所当たり15区画以内の規定ということがありまして、45区画にこれまで助成を行っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 今年度の状況をお伺いしたんですが、今年度49区画あったということですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 申しわけございませんでした。 今年度につきましては3カ所の9区画となっているところでございます。こちらについては、申請件数ではなくて実際に交付を行ったという件数となっております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕
    ◆19番(渡辺秀雄君) 全体で49区画ということですが、区画を造成されて、そこの住宅の建築状況は把握していらっしゃいますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) この49区画のうち35区画につきまして、住宅の建築が完了または現在建築中ということで把握をいたしております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 49区画のうち35区画に住宅が建築されているという状況ですが、宅地造成奨励金は、造成する業者さんがある程度安価で売却、区画したものを売れると、それによって定住促進を図るという意味合いがあったと思うんですが、これは、造成区画の分譲に対して奨励金の効果があるというか、反映されているというふうな認識についてはどうでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 議員おただしのとおり、この奨励金につきましては市内に宅地造成を誘導するというような考え方で進めております。この奨励金制度につきましては、有識者なり開発事業者等で構成いたしております皆様の参加のもと、どういった形での宅地造成誘導・支援が必要かということでありまして、1区画当たり一定金額支援奨励金等があればなお宅地造成に向かいやすいというようなご意見等もいただきまして、このような制度を創設しております。 価格等につきましては、それぞれ側地等の価格の状況もございますので、その辺が反映されているかどうかというのはちょっと認識はしておりませんけれども、これまでこの奨励金を交付した区画について35区画ほど建築がなされているという状況を見れば、反映がされているのかなというふうな認識をしているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 1区画20万円ということで70坪の家にすれば3,000円弱ぐらいですか、坪単価。そのぐらいの助成になろうかと思うんですが、実施に当たっての課題ということでちょっとお伺いしたいんです。3区画以上15区画未満ということでスタートしているわけなんですが、昨年度あたりの状況を見ますと4件で40区画だということなんですよね。奨励金の交付額が720万円でしたか、そうすると15区画以上の場所があったというふうにわかるわけなんですが、この辺の1件当たり上限300万円という設定、これはスタートして間もないということなんですが、私からすれば、3区画以上というような捉え方とその上限15区画というのがあることによって開発が限定されるんじゃないかという危惧をしている面があるんですが、民間誘導型でということで宅地政策をやっていくということであれば、その辺の見直しの時期に来ているんじゃないかなというふうに感じるんですが、当局としてはどのようにお考えかお聞きしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのおただしでございますが、今ほどの定住促進奨励金制度につきましては、当初の検討の中で一定期間を継続するというような考え方で進めております。その期間の中で、事業者等のご意見なりその宅地造成の状況等、今後把握をさせていただく中で意見等も伺いながら、どういった形で宅地誘導がさらにされるのか、宅地造成が進むのかということで、見直し等も含めて検討をさせていただければというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 次にいきます。 空き家の関係なんですが、昨年度、空き家特措法に基づく判断基準ができまして、それを勘案しながらの調査結果が出ています。本市の場合、726戸が調査対象になった中で空き家数が322戸だったという調査結果だったということですが、これによって空き家のデータベースができたと思うんですが、今年度、これをもとにどのような取り組みを進められているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 議員おただしのとおり、昨年度、空き家の調査をさせていただきまして、322戸という空き家が確認されたところでございます。 現在につきましては、実施しました調査に基づきまして空き家の可能性が高いと判定した空き家につきまして、所有者に対しまして建物等の利用実態アンケート調査を現在実施いたしております。 昨日回答期限となっておりまして、今後、集計をしていくところでございますが、このアンケート調査で空き家となっているとした所有者の方につきましては、アンケート調査の中で利活用の意向を確認するとともに、利活用の意向がある場合は、宅地建物取引業者への情報提供を承諾いただく承諾書の提出をお願いしているところでございます。 今後、アンケート調査結果の取りまとめを行うとともに、利活用の意向があり承諾書の提出があった物件につきましては、宅建業者等との連携を図りながら、さらに必要な属性情報等も加えた上でのデータベース化を図りまして、市の移住・定住ポータルサイト等に掲載するなど、情報発信につなげていきたいというふうな考え方を持っているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) アンケート調査中だということでございますが、空き家を利活用するということだけの内容の意図で調査しているんですか。それとも、取り組みとしては空き家の適正な管理と利活用というのが2つあると思うんですよね。私、以前に質問したのは、危険な空き家の解消というものがあるんじゃないかと、そういう話をしたんですが、この適正な管理というのは危険な空き家のほうの捉え方に私は解釈しているんですが、そういうふうな流れというか取り組みは考えていらっしゃらないんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員のおただしでございます。 空き家の利活用ということで現在進めている内容でございますが、当然、調査の中で危険空き家等についても把握させていただいております。これらの空き家等につきましては、今後策定を予定しております空き家対策の基本計画の中で、改めて特例措置法に沿った形での対策方法等を庁内の組織の中で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 先日、会派の研修に同行させていただいて、兵庫県朝来市の移住・定住施策の総合的な展開を視察してきたんですが、朝来市の場合と本宮市の場合の空き家対策というのは、私、ちょっとニュアンスというか、取り組み方は違っていいと思うんですが、本市の場合、交通の立地もよくて賃貸住宅とか何かというのがいっぱいできて、空き家を利用してまで定住促進するという考え方はどうなのかなという感じがするんですよね。 それよりも、前段で話がありましたマイホーム取得奨励、これは別な宅地につくるんだっていいですよね、建てかえでない限り。そうすればますます空き家は必然的にふえてくると思わないですか。そういう中で、みんな新しく家をつくって、空き家になる、それにまた人を呼び込むという施策は、これ大変ですよ。それよりも、例えば婚活とか何かで後継ぎさんがいるようにして、家を守ってもらう、そういう取り組みのほうが大事なような気がするんです。 前から私が言っているように、それが空き家になる、誰も住まないで長年いるということになれば危険な空き家になると。だから、それを防ぐような、そういう取り組みが大事じゃないかと思うんですが、どうお考えですか、お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げたいと思います。 市内におきましては、今、議員おただしの空き家、危険な空き家と言われるようなものも何件か存置しているというようなことは認識しておりまして、それらも含めまして、議員のご意見ごもっともでございますので、市民の安全・安心を守るためにはそうした危険な空き家等の排除がいいのか、それらにつきましては今後検討した中で、所有者への働きかけなりをどういった手法がいいか考えて措置をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 改修費の借り入れの利子補給とか何かで極力、今ある家に住んでもらえる、そういうふうな施策のほうが私はいいんじゃないかというふうに感じますので、今後検討方を期待したいと思います。 次にいきます。 本年度の施策の中で本市へのUターン、Iターン、Rターンの取り組みということで掲げられていますが、定住促進支援事業の周知について、移住・定住を促進するためにホームページにポータルサイトを新設したりというふうに取り組んでいると思いますが、今年度は特に首都圏に向けた本宮市の魅力の発信と、それを強化するというふうなことを重点的に掲げられていますが、現状、特筆するような取り組み、それと実績、成果、これについてありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 今ほどの議員のおただしにお答えさせていただきます。 これまでの移住・定住促進に向けた情報発信等の取り組みということで、ことしの2月に作成しました市移住・定住ポータルサイトへの定住を図るための情報の掲載、さらには全国移住ナビ等への情報掲載を行っているところでございます。 また、東京の有楽町にありますNPO法人ふるさと回帰支援センターへ加盟しまして、市の定住促進パンフレット等の設置、同センターによる移住希望者の相談対応において本宮市のPRを行っているところでございます。これまで、市のほうへ子育て支援や住宅事情など直接の問い合わせが4件ほどありました。 以上のような情報発信の展開を進めているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 私、耳なれなかったんですが、Rターンというのは縁のあるところに移住するということで、本宮市以外に住んでいる方が、本宮市というのは、例えば友好都市であるとか、へそのまち協議会に加入している市だからとかというそういう絡みで、じゃ本宮市にということかなというふうに解釈したんですが、こういう取り組みというのは具体的にどういう取り組みをなさっているんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 今後の展開として検討する取り組みでございますが、県北地域の市町村との連携、圏域連携によりまして移住相談会の開催、そのほか市や県が協定を締結しております県内の大学等々との連携により、学生に対してダイレクトに企業情報や住まい情報等を発信するなど、そのU・I・Rターンに結びつくような本宮市のイメージの定着に向けた取り組みを実施していきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) ずれていませんか。例えばへそのまち協議会云々だったら、そこに行って本宮市のこういうパンフレットを配ってくるとか何かということをやったのかというような、私、そういうことを聞きたかったんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 答弁がかみ合わずに大変申しわけございませんでした。 U・I・Rターン、特にRターンについて近隣自治体との話し合い、どこの自治体につきましても人口減少については悩みの種であります。しかし、お互いの自治体の情報交換をしているところでありますけれども、特に本宮市はご存じのようにUSBカードをつくらせていただいております。あれは非常に皆さんびっくりしておりまして、これ一つで全部、本宮市の状況がわかりますので。あとは、例えばへそのまち協議会の中で、福島県にお住みになる方があったら本宮市のPRをしていただけませんかとか、その辺は仲間内でありますので情報交換をさせていただいたりというふうなことをさせていただいておるところであります。 また、一つ、先ほど答弁漏れがございました。これらの成果ということでございますけれども、これらにつきまして平成19年からの社会動態の人口を見てみますと、平成19年が1人の増、平成20年が8人の増、平成21年が51人の増、そして平成22年から38人の減、平成23年304人の減、平成24年が221人の減、平成25年85人の減、平成26年13人の減ということであります。 この定住促進の事業に努めさせていただきまして、平成27年度が26人の増、平成28年度につきましては、10月現在でありますけれども129人の増加を見ているところであります。毎月、ことしに入ってからは社会動態の人口は増加している。ただ、学生さんが東京に出向いたりとか、それから年末で仕事の関係で異動になったりという月は若干へこむ時期がございますけれども、それ以外については毎月増加を続けてきている。これをいま一歩力強く発信していくための方策というのがこれから大切ではないかというふうに思っております。 それから、先ほどの空き家でございますけれども、本宮市は総務省の調べで空き家が減ってきております。それから、震災後、特に避難者の方々の空き家を求める需要がございまして、それでも若干減ってきております。平成28年度については、避難者の方々が空き家をお求めになられたという実績はございません。 そういう中で、今後その空き家をどう利用していくか、それから先ほど議員が質問されました危険箇所の空き家について、非常に難しいところがあるんですけれども、これは空き家対策という大きなくくりの課題でやることも大切ですけれども、もう一つは、地域の住民の方々からいろいろ要望が市のほうに届いております。市と所有者と1対1で意見のやりとりをしていきながら何とか協力をしてもらいたい、その意思をしっかりとお伝えしていきながら、市が最終的に取り壊すというのは本当に最後の段階でありますので、そこまで汗をかきながら努めていきたいというふうに思っております。 今後とも定住対策につきましてご指導よろしくお願い申し上げまして、若干でございますけれども補足答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) Uターン、Iターン、Rターンの取り組みで定住促進の成果を上げるのに重要なのは、就労の場とか住環境、子育て支援とかそういうものの充実度が住みよさとか住んでみたいとかそういう判断になるかと思いますので、その辺は十分ご検討方よろしくお願いしておきたいと思います。 次に移ります。 公共施設の駐車場関係でございますが、過日、議会議員と市民との意見交換会でも公共施設の駐車場が狭いという意見が出ました。学校等の行事の際の父兄の駐車場の確保とかはまた別の問題として、ゆとりある駐車スペースというのはどこの施設においても確保が必要かなという感じがします。 市としてどこの施設は駐車場の確保を検討していかなくてはならないのかというふうに取り上げているというか、問題視している施設はどこか、そういう認識のある場所についてどのように考えているか。私のほうからこことここと言わないで、市が捉えている現状をお聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) お答えをさせていただきたいと思います。 ただいまの質問の中で行事の際というようなこともあったわけなんですが、通常の業務という中では、現在のところ、極端に著しく不足を生じるというような駐車場はございませんが、市として考えている中では、中央公民館、サンライズもとみや、あとは本庁舎、また幼稚園、保育所というような部分については、各種行事等が開催されたときについては若干の不足が生じるのかなというようなことで捉えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 駐車スペースを確保するといっても、周りに家が建ってどうにもならないという場所もあります、これ現実的に。だから、市民の方々に議会で何やっているんだと言われても、これ対応はどうにもという答弁も意見交換会ではしました。でも、空き地とか隣接する土地を何とか今確保しておけば将来困らないんじゃないかという考え方もあると思うんです。 そこで、以前私も質問した経過があるんですが、今の部長の答弁に本庁舎という話も出ました。これはやはり今ある程度確保しておかないとという感じがするんですよね。本宮駅の東西自由通路の整備とかになってくれば駅西側の地価的なものにも影響してくるでしょうし、住宅もいっぱい出来てくるということになれば市庁舎の近隣もそういう形で開発されてくるだろうと。ふだんは間に合っていても会議とか何かあれば車をとめるところがないし、今現在の駐車スペースも、一時広げたんですがまだ十分とは、例えばエイトタウンとか、あそこの駐車場のスペースからすると狭いんじゃないかなんていう感じがします。 今後、土地開発基金もある程度、これは大きな金額でないですけれども、あります。そういうものを活用して前向きに検討していく必要があるんじゃないかと思うんですが、ご見解をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) ただいまのおただしでありますけれども、議員おっしゃるとおり、駐車場の確保ということにつきましては大切なことだというふうに考えております。 当然、公共施設の周りに住宅等が建ってしまった後ということになりますと大変用地確保については困難を来すというような状況になるということも理解をしているところでございます。 おただしにもありましたけれども、この駐車場につきましては地権者のご意向というものも当然出てくるのかなということで考えているところではありますけれども、隣接地を取得していくということにつきましては当然必要だというようなことで、先行取得ということも含めまして前向きに進めさせていただければというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 職員の方の駐車場のスペースというのは現状どうなっているんでしょうか。やはり地方は車社会なんで、ある程度、職員の方も駐車場の確保というのに苦慮しているんじゃないかと思うんですが、その辺、あわせてなんですがお聞かせいただければと思うんです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 総務部長。 ◎総務部長(渡辺正博君) 職員の駐車場につきましては、本庁舎の南側を駐車場ということで利用させていただいております。駐車スペースにつきましては、137区画、現在ございます。通常、議会等が開催されない場合については議員さんの駐車場もあわせて利用させていただいているというような状況もございまして、一部、臨時職員等の方がその駐車場を利用させていただいているというような状況にあります。議会開会中につきましてはその方たちにはちょっとご迷惑をかけている状況でありますけれども、本宮第一中学校の体育館のところを利用させていただいているというような状況もございますので、現状においては、通常は先ほどと重複するような回答になりますけれども不足というふうなことはありませんが、工夫をさせていただきながら駐車スペースの確保については努めているというふうな状況でございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) ということで、ご検討方お願いしたいと思います。 3番目にいきます。 自主防災組織関係なんですが、この自主防災組織に関しては今年度、積極的に推進されてきているようですが、今までの自主防災組織の設立になった件数等をまずお聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、自主防災組織の説明会を開催いたしまして、本年度、発足になった件数というおただしでありますが、5月から説明会のほうはさせていただいておりますけれども、11月に本宮の13区町内会で立ち上がってございます。そのほかにも、今、検討会を立ち上げて発足に向けて準備している行政区も複数ある状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 総合防災訓練等、防災に関する意識の高揚というのが随分図られてきていると思うんですが、やはり積極的に推進しても設立にというのにはなかなか課題があるのかなという感じがしているところですが、どうなんでしょうか。成果指標の中で平成30年度を目標に全行政区にという目標を立てているようですが、この自主防災組織を行政区単位に設立してもらうとか、そういう考え方として無理があるんじゃないかという感じがするんです。私が考えるのには、消防団の分団のその下に班がありますよね。班単位ぐらいでこの設立を呼びかけていったほうができやすいのかなと、組織として。そういう感じがするんですが、今まで説明していてその辺の感触というか感じはどうなんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、自主防災組織の規模といいますか大きさのおただしになるかと思いますが、地域の中にあっては、確かに議員おっしゃるとおり、町内会単位ではなくて、もう少し広域的につくりながらそれを班編成で落としていくというのが地域の実情に合っているのではないかというような地区もございましたので、その辺は今後の地区の話し合いの中でも、形については地域の中にある程度お任せして、実質的に展開できるような自主防災組織になっていくように我々のほうも支援をしていきたいというふう考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 東日本大震災以降、いろんな自然現象で災害が起きやすくなってきていますよね、ゲリラ豪雨にしろ大雪にしろ。でも、そもそも一番身近なのはやはり火災とか、そのほうが身近なような感じがするんです、取り巻きとしてはね。だから、やはり消防団という組織があってそのOBの方々がいらっしゃるという、そういうことをすれば行政区長さん云々よりも、そちらのほうをあれにして推進にかかったほうができやすいのかなという感じを持っているものですから、そういう考え方も一つ検討していただければというふうに思っております。 今まで設置されたところはあると思うんですが、設置後の支援、つくれ、つくれと言ってつくった、設立時に補助金20万円くれますよと。その後どのような行政では支援をしているんですか、その組織組合に対して。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 設置後の市の支援というおただしでございますが、今、議員おっしゃるとおり、設立時に当たっては当初1団体20万円を上限に補助金を交付させていただいておるところでありまして、この補助対象は災害対策、情報通信、救護、給食・給水など多方面で対象とさせていただいておりますので、まずはこれをご活用いただくと。その後の支援でありますが、市の職員でありますとか消防団員を派遣して地区の防災訓練に出向いているとか、あるいは市で所有している資機材を貸し出ししていて、そういった中で支援をしているという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 確かに設置事業補助金交付要綱なんですよね。自主防災組織運営事業補助とか何かという中で新たな財政支援も、訓練するのにも何もやはりかかると思うんですよね。組織を存続していかなくては意味がないわけでしょう、設立させたはいいけれども実際回らなければ。そういうふうな新たな補助の創設というか新設というのは考えられないですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) ただいま運営費の補助についてのおただしでありますけれども、確かに継続した活動が組織強化につながる面、確かにあると思っております。現在は行政区の交付金の中で、地域での防災訓練も対象にさせていただいているところではございます。 今後、財政面も含めましてどのような支援が効果的で、かつ地域の方々の活動につながっていくのかについて十分調査・検討をさせていただければと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) そうすると、やはり行政区単位ニュアンスになってしまっているのがまずいですね。行政区の中に、そういう自主防災組織的な運営なものも補助事業の中に入れているんだということで、そっちは別だという。私さっき言ったように、行政区単位じゃなくて考えたらいいんじゃないかというのでやはり合わない面があるので、そういう中身も検討をこれからしていただければというふうに思います。 最後にいきます。 地域づくりの推進についてという題を挙げておきましたが、市の南部、西部関係の地域振興をどう進めるかということでございます。 この件についても市民との意見交換会で、市の南部、西部関係、五百川駅周辺、インター周辺の振興について意見が複数ありました。都市計画マスタープランの地域づくりの方針にある地域づくり施策を推進していくにはどのようにしていくのかと。 前回、私、この件について、5つの地域づくり云々ができていると、でもどうするんだという話をしましたが、再度この件について、南西部に関して話していますけれども、どのような考え方で進めていこうとしているかお伺いしておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 議員おただしのとおり、都市計画マスタープランにおきまして、青田・荒井・仁井田地区周辺の地域づくり、地域振興ということでの方針が掲げられております。その方針に基づきまして、地域づくりの主な施策、五百川駅を中心とした都市機能の充実と良好な住環境の形成、これは定住促進にもつながる施策というふうなことでございます。また、インター周辺につきましては工業系用地の整備や企業立地の推進、国道4号線沿道を活用した商業サービスの集積、また農業につきましては農業を生かした付加価値の創出などということでの地域振興を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 そうした施策を掲げさせていただいておりますが、この施策に基づき、さらに具体的な案はということでございますが、今後も大きな課題として捉えておりまして、検討していきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 意見交換会の中では、福島県のへそのまちだと、その玄関口になるのはやはりインター周辺じゃないかと、そういう話が出ました。そうであれば、本宮市へおりたときに、なるほど福島県のへそだわと言われるような何かが欲しいんじゃないかと。以前、昭和の終わりか平成の初め、工業団地エリアを決めるときに、何でインター出たところをやらないんだと言ったら、あそこはいつでも何でもなると。当時の話ですよ。ずっとそのままですよね、もう30年。もうどうにか、あそこの地域どうするんだというのを市として方向性を出してもいいんじゃないかと、そういう時期でないかという感じがするわけで、市民の方もそういう話をしていると。 しからば、それは何年先になるかわからないですけれども何か旗上げというか、組織づくりか何か、そういうものができてもいいんじゃないかと。5年先、10年先になってもあのままでは、いつまでもずっとそのままという感じがするので、もうそろそろいいんじゃないかというふうに思うんですが、その辺、公室長がそういう答弁をしてしまうと、またいつになるかわからないから、この辺でちょっと方向性、市長、どう思いますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 確かに、あの開発をする当時、そういう話があったということは私も聞いております。インター周辺の開発をしていくに当たって、あそこがやはり一番の目玉になってくるだろうというふうに考えております。いつまでもああいう形にしておくことはどうなのかというふうなこと、今後の市の方向性としても大きな課題の一つだというふうに捉えていかなければならない。これは、私自身も多分この議会の中で答弁をさせていただいているというふうなことでございます。 今、議員からご提言ございました。多分、地域の方とか一緒になってあそこをどうしていくんだというふうな、そういう検討会を立ち上げてみたらどうだというふうなご提言だというふうに思います。大切なことだと思いますし、まずあそこは私有地でありますので、地権者の方がどういう覚悟を決めていただけるか。当然、そこの中には農地の転用という大きな一つのハードルがございます。それから、JRの西側だということがありまして、排水をどうしていくかというふうなこと、これも大きな一つの課題になってまいります。 市側が今抱えている思い、それから問題、それから地域の方々が望んでいる考え、これについては地域懇談会ではなかなか解決できないことなのかもしれません。五百川駅周辺とこれとをあわせまして何かの形ができないか。本当に大切なことですし、一回手をつけてしまいますとこれは後戻りできませんので、その辺は地権者の方々、地域の方々、それから市も腹をくくって取り組んでいかなくてはならないという事業だと思っておりますので、前向きに検討させていただきながら進めていければというふうに思っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) ありがとうございます。 たしか個人の土地ですから、地権者の考えとか地主さんの考えもあるでしょうからそういう考えも取り込んで、協働のまちづくりとかいろんな形の中で意見を出し合って進めていくというのが大事かと思いますし、農業振興地域という大きな問題がありますけれども、今はどうなのかちょっとわからないですが、10年ちょっと前は自治体が農業振興に絡ませた見直し計画を立てると、ある程度、許可がおりたとかというパターンもあるみたいなので、今はわかりませんよ、そういうことも含めて道はあると思うんです。前に申し上げましたように、長年、地域の人たちも期待するというか、あそこどうするんだというのはみんな思っていることだと思うので、その辺の取り組み方についてはひとつご検討いただければと思います。 今の市長の話にもありましたけれども、次の五百川駅前の整備関係なんですが、前回9月に第1回目の懇談会が開催されまして、残念なことに参集者というのが荒井の人たちだけだったんですよね。今ほどありましたように、五百川駅関係、これは駅前の整備関係にとどまらず、駅を周辺としたあの辺の拠点整備にも関連があるのかなという感じがします。 そういう意味で、地域住民、駅利用者、また企業等、そういう広範囲の中であの駅前をどうするんだということを、やはり将来につながるような整備計画をつくるべきだと思うんですが、会議の流れでは、2月あたりに素案を市のほうでつくって持ってきたらいいんじゃないかとか何かという、そういう話になっていますけれども、私自身としては、本宮駅の東西自由通路の整備関係が終わった後で本格的に取り組んでいただけるという考え方を持っているんですが、それまでまだ時間がありますし、そういう中で取り組み方をちょっと方向を変えていく必要があるんじゃないかと思うんですが、当局の考え方をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 渡辺議員の質問にお答えさせていただきたいと思います。 9月29日に12名の参加を得て懇談会を開催させていただきました。その中では、うちのほうでは具体的なプランは持っておらず、まずどういう考えがあるのかという意見を聞きたくて開催したものでございます。 議員おただしのように、大きい構想の話から身近な話までいろいろございました。大きな話になりますとなかなか建設部単体として動けない面もありますが、前からの要望として、駅前をどうするかという話が一つの課題としてあったわけでございます。今回、結果的に荒井地区の方だけの参集になったわけでございます。その中で一番多かった問題として、議員おただしのように大きい構想の話と、今の混雑状況を何とかしてほしいという意見もあったところでございます。 その中で、協議していく中で具体的な案がないと何も意見が言えないという意見があったのも事実でございますので、とりあえず建設部としましてはそのたたき台、こういうのでいいんじゃないですかと。これはあくまでも全体構想の中の駅前広場という位置づけのもとで、なるべく後戻りのないような計画をつくりたいと思っていますので、それをお見せしながら、議員おただしのように、そこを利用している方ほかにもたくさんいます。企業の方もいますので、今後につきましては、各方面から出席していただけるような検討会みたいなものを立ち上げていきたいということで進めてまいりたいというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 都市計画の中で、駅前広場の整備云々ということで、あそこにある10戸ぐらいのうち全部、引っ越さなくてはできないような構想になっていますよね。だから、ひっくるめてそれは将来的なものでという考え方で、それを検討するというかそういう組織が必要だろうというのと、もう一つは、利用者数が、みずきが丘の人口増に類するんだと思うんですが、年々ふえていっているんですよね。それによって今、朝夕の混乱をどうしてくれるんだというのがまず一つなんですね。将来に向けて開発がどうなんだという。だから、その辺をすみ分けして整備していく必要があると。それを住民の方によく説明して意見を聞いてという形がベターなのかなと。 とりあえずは何とか早急に、あの混乱解消は最優先課題なんですが、その辺を、今、部長が言うように総合的に順序立ててやるということなんですが、2月に持っていく際に会議開くでしょう、予定では。だから、その際にどういう形にするのかと、それをはっきり順序づけていかないと話が少しも進まない。そこはやはり今混雑するのを解消するというので、経費がかさむならかさまないように何か手法はあると思うんです。それをどう見出すかだと思うんですが、そういう手順でこれを進めていっていただければと思うんですが、もう一度考え方をお聞かせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) ありがとうございます。そのように私のほうも進めたいと思います。 ただ、この前の懇談会の中におきましては、一つは、五百川駅の利用状況というものについて、まずうちのほうで調査させていただきました。平成24年9月に実施したものと平成28年に2回ほど交通量調査をしまして、乗降客の数、自動車の数、自転車の数を調べさせていただきまして、その経過を報告するとともにその結果に基づいた意見をいただいたものでございます。 それを見ますと、平成24年、平成28年、総じて朝晩混雑している状況はわかります。みずきが丘の人口、学生なんですけれども、これが多いというのも確かに見てとれます。意見が多かったのは、とにかく朝晩の混雑を解消してほしいという意見もありましたものですから、建設部といたしましては、順序を踏みながらできるものから進めてまいりたいと。また、今後の懇談会におきましては建設部だけではなく公室のほうの参加もいただきながら、その辺は少し場合分けしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君。     〔19番 渡辺秀雄君 登壇〕 ◆19番(渡辺秀雄君) 生徒さんの通学がメーンかと思うんですが、企業さんもマイクロバスで駅から会社まで送迎というパターン、そういう企業もあるようなので、そういうものもひっくるめていろんな形の、市民初め企業等の意見も聞きながらやはりあの辺の整備を、対応をどうしていくかというのを詰めていければというふうに考えます。それが協働のまちづくりということかと思うので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 19番、渡辺秀雄君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時10分といたします。 △休憩 午前10時59分 △再開 午前11時09分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △橋本善壽君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告2番、議席5番、橋本善壽君の一般質問を許します。 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 議席ナンバー5番、橋本善壽です。 議長より許可を得ましたので、さきに通告いたしました点について随時質問させていただきます。 まず最初に、農業施策についてお尋ねいたします。 JAが示した米の概算金は、60キロ当たり、コシヒカリ一等米で一昨年が8,000円、昨年が9,500円と、2年続けて1万円を割った金額でした。こういった数字は、稲作農家にとっては生産意欲をそぐばかりではなく、今後の稲作に対して絶望の2文字しか想像できない状態でした。 このような厳しい現状の中、政府のさまざまな政策により若干値を戻し、ことしは1万1,400円まで回復しました。でも、この金額は原発事故による風評被害をいまだ引きずっているせいか、県内の米の価格は、全国的に見ますと2,000円ほど下回っているのが現状であります。また、近年の概算金を見ますと、震災の年であります平成23年には約1万5,000円の取引でありましたので、現在との価格の差は非常に大きいことがわかると思います。 こういった現状の中、せめてもの救いは作況指数が、昨年は1.3%のやや良でありましたが、ことしもほぼ同じ1.2%と発表されたことであります。また、今議会初日に市長諸報告の中で、平成28年産米の全量全袋検査状況が報告されました。今年度は最終的には飼料米のフレコンバッグを含め約23万5,000袋になる見込みとのことでした。昨年は約23万袋でありましたので、少しではありますが、よかったのかなと思われます。 では、その全量全袋検査されJAに出荷された米、昨年は一等米の比率は本宮地区で96.8%、白沢地区で96.1%と、若干低目の数字であったと記憶しております。また、カメムシ被害に関しては、本宮支所で0.2%と非常に少なく、白沢支所ではやや多目の1.9%であったと思います。 そこで、ことしの一等米の比率はどのような数字であったのか、おわかりでしたらお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) JAふくしま未来の買い入れ数量に基づく数量でございますけれども、一等米の比率、本宮地区が98.1%、白沢地区97.3%で、市全体では97.8%が一等米の比率でありました。平成26年産米におきましては92.8%、平成27年産米が96.6%でありましたので、昨年から1.2ポイント、一等米の比率が上昇しているものでございます。農業者の方が防除作業に取り組んでいただいている一定の効果があらわれているというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 私もいろいろと調べさせていただきました。ことしは昨年と比べ登熟期に当たる8月下旬から天候もよかったためか、一等米の比率が昨年と比べて1.2ポイントから1.3ポイント上がったということですが、ではその一等米にならなかった米の内訳、おわかりでしたらお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 落等の原因でありますが、二等、三等に格付されました理由ですが、カメムシによる斑点、もみの混入、充実度不足などがございます。一番多い原因としましてはカメムシによるものということで、落等理由の65%を占めている状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) やはりカメムシによる被害ですか。割合として私も調べさせていただいた結果、本宮支所で62%、白沢支所で69%ということなので、カメムシ、一等米にならなかった原因なのかなと思いますので、次にカメムシ関係の質問に移ります。 平成25年度に大量に発生したカメムシ、被害に遭うと米に黒い斑点のようなものが残り、見た目に非常に悪く、消費者からは絶対に受け入れられないものだと思います。対策の一環として、平成26年からJAや民間米業者によります大規模な小型ヘリによる共同防除がなされてきました。功を奏してか、カメムシ被害が激減してきたと聞いております。そして、昨年の防除面積は570ヘクタール、本市内の水稲作付面積の約44%に実施し、交付金額は138万1,000円だったと記憶しておりますが、今年度の共同防除の実施状況はどのようなものであったのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 今年度の実績でございます。昨年より、カメムシ被害拡大防止と稲作農家に対する営農支援のため、市の単独事業としまして制度設計しました病虫害防除支援事業でありますが、本年度の実績としましては4団体に対しまして133万円を、市の地域再生協議会を通して補助金を交付しております。防除面積につきましては541ヘクタール、市内の水稲作付面積の約44%に当たっております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 数字的にはさほど変わらなかったのかなと思います。本市においては、平成27年度より、共同防除に対して構成員3名以上でかつ防除面積が10ヘクタール以上の生産団体に対して1割補助がなされています。1割でありますけれども、生産者の方は大変助かっております。 でも、いろんな事情によりまして、どうしても市が定めている規定を満たしていない団体等もあると思いますが、そういった生産者ないし団体は現在までなかったのかお尋ねいたします。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 先ほどの答弁につきましては、交付申請があった団体に対して補助金を交付したものでございまして、補助の基準に満たない小規模で防除を実施している個人でありますとか団体が存在していることは聞き及んでおりますが、その具体的な件数については把握していない状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) そうなんです。私も同じようなことを聞いております。一説には、決まりである10ヘクタール以上ということになると、そこまで集約ができずに補助申請を諦めたという方もいるということでございます。同じ本宮市内で米づくりをしている稲作農家同士であるわけですから、補助の対象の縛りをもっと緩めていくべきかと考えますが、いかがお考えでしょうかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) この事業でございますが、一等米の比率が高まり、本市の米の品質向上と農業者の所得向上に大きく寄与している事業であるというふうに認識はしてございます。広域的な取り組みをすることによりまして大きな効果があらわれるということから、10ヘクタール以上との基準を設けております。基準に満たずに補助を得ずに独自に防除作業を行っているということも理解してございます。この基準の緩和がさらなる広域的防除につながるように、新年度予算の中で反映させていきたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) ぜひともお願いしたいと思います。 次に、平成29年度に向けての農業支援についてお尋ねいたします。 今年度の補助は、生産調整達成者に対しての堆肥の助成とカメムシ防除に対する1割補助、そして認定農業者支援事業に対しての農機具購入時の2割補助だったと思いますが、米価がいまだ低価格の現在、平成29年度の本市の補助事業はどういったものを考えておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 平成29年度の農業支援ということでございますが、本年度と同様に、市の単独事業として実施しております3つの事業を平成29年度も継続して実施していきたいというふうに考えております。 まず1つに、循環型農業を推進するために、生産調整達成者に対しまして面積に基づきまして肥料等を配付する堆肥の助成事業でございます。2つ目に、カメムシ被害拡大防止と稲作農家に対する営農支援として病害虫防除事業でございます。3つ目に、認定農業者を中心としまして組織されました生産団体に対しまして施設及び機械等の整備に要する経費の20%を上限として補助し、資金面での軽減を図るための認定農業者育成支援事業、以上の3事業につきましては継続して取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 農機具購入のための2割補助、来年度も考えておられるということなんですけれども、これは昨年も同じような質問をさせていただきました。汎用機械であるトラクターは外されているんですよね。平成29年度も同じように外されているのか、また今後トラクターもいいだろうとかいうことで含める考えはないのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 機械の購入支援の事業でございますが、本年につきましては5団体で、田植え機でありますとかコンバインの購入に対して助成をさせていただいております。近隣では、対象とする機械等の種別に制限を設けていないことから、大きな財政負担になっているというお話も聞いてございます。 本市におきましては、認定農業者を中心とする生産団体や集落営農組織などの団体の育成を目的としていることから、各農家で1台は所有しております汎用性の高いトラクターについては次年度も補助対象とはしない考えでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 次に、人・農地プランについてお尋ねいたします。 国が現在進めている人・農地プラン、本市においてもいろいろな地区において取り組まれていると聞いておりますが、現在の設立状況はどのようなものになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 現在の人・農地プランの策定状況でございます。 平成27年度に長屋と青田の2地区でプランが作成されまして、両地区とも認定をされております。現在は、瀬樋内と岩根地区でプラン作成に向けた協議がなされている状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 農業従事者の高齢化や担い手不足により耕作放棄地の拡大等、これからますます将来の農業事情が不安視されている現在、政府は、これからの農業政策のために、農地中間管理機構の設立とともに人・農地プランを導入してまいりました。そして、ただいまお尋ねしたところ、本市においても2地区が設立され、今年度中に新たに2地区が新設される予定であるとのことですが、こういった事業の取り組みに対して、行政としてどういった支援や指導をなされているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 行政の取り組みでございますが、人・農地プランにつきましては、当該する地域の農業事情に応じまして最もふさわしい方法で進めなければならないというふうに考えてございます。 また、集落、地域内外のできるだけ多くの方に幅広く参加してもらうことが必要であるというふうに考えているため、JAですとか農業普及所と連携しまして、行政側としましても、地区の会議等に出席させていただきまして種々アドバイスをさせていただいております。当然、地域の担い手となるリーダーの役割を果たす方とも十分な協議を行っていくという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 私が独自に調査したり、あといろいろ話を聞くところによりますと、ほとんどの地区でJA指導のもとに人・農地プランが作成されていると聞いていますが、市の仕事としては人・農地プランにおいてどういった作業があるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 市の作業でございますが、市では、地域から提案されました人・農地プランの原案を農業関係や農業者の代表者で構成されました検討会で審査・検討を行いまして、適当であると判断されたものは市が認定して公表するという作業を行っております。 当然その前提としまして、関係機関とともにそれぞれの地域に入りましてプラン策定についてのアドバイスをさせていただいているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 当仁井田地区において、平成26年度の新仁井田営農組合総会において、市及びJA並びにJA中央会さんとか農業普及所さんの指導により人・農地プランを取り入れようと決議されました。国が平成24年度に打ち出した人・農地プラン、いち早く農業の将来を考えた場合、高齢化が進み、米価の低迷等で農業を行う人がいなくなり、耕作放棄地が間違いなくふえてくる、そういったこれから考えられるであろう農業事情に歯どめをするべきと、地区全員の考えのもと人・農地プランを進めていこうと決まり、市にお願いしました。 あれから2年、全然進まないので業を煮やし、JAやJA福島中央会さんまたは県の農業振興公社さんの指導のもと立ち上げようと、現在、いろいろと指導を受けながら進めているところであります。ちなみに、きのうも集まって話し合いがされました。 ちなみに、平成20年2月18日に、他地区に先駆け、当仁井田地区の農地の集約化等を目的とした農用地利用改善組合が、市の当時の担当者やJAさん、そして県北安達農業普及所さんの方々に何度も足を運んでいただきまして設立することができました。こういった過去の経緯を知っている地区の皆さんにしてみれば、市はやりましょう、つくりましょうと言ったのに、人・農地プラン、その後指導は全くなくなったと、どうしたんだといったような意見が多く出されています。 今後、人・農地プランに対して市はどういった考えのもとで進めていくのか、ただ先ほども言われましたように認定するだけと考えておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 仁井田地区におきましては、今お話のありました農用地利用改善組合でありますとか新仁井田営農組合など地域農業の組織の母体がしっかりしておりまして、活動の充実を計画しているというふうにお聞きをしております。 この人・農地プランに関しましては、ここ数年、会議等に市のほうでお邪魔していないということは事実でありまして、プランに対しての協議が中断しているということは認識してございます。 人・農地プランにつきましては、人と農地の問題を解消するための未来の設計図でございます。市の役割としましては、提出された原案を審査して認定することは当然でございますが、そこに至るまでのアドバイス、支援も重要なものであると考えております。今後、今まで以上に地域に入りまして各種相談等、アドバイスに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) よろしくお願いいたします。 2避難者の方の住宅についてお尋ねいたします。 発災以降、多くの方が避難され仮設住宅生活を余儀なくされてきましたが、今年度に本市にも避難者のための公営住宅61戸の建設が完了し、全て入居が決定されたと報告をいただきましたが、公営住宅を見てみますと、まだ入居されていないような住宅が見受けられるような気がします。全て入居は完了されているのでしょうか、それともまだ入居されていない方がいるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 復興公営住宅につきましては、議員ご存じのとおり、桝形、吹上、下田地区に合計61戸建設しております。入居手続は全て完了しておりまして、家賃もいただいているところでございます。ただ、桝形住宅の1戸につきましては、昨日、鍵の引き渡しをしましたので、今週の日曜日に引っ越す模様と思われます。 ただ、おただしのように、まだ全部住んでいるような気がしないということでございましたが、これにつきましては、引っ越しの手配中であったり、以前に住んでいました仮設住宅自治会の引き継ぎ等で住み始めるのがおくれている状況であるということは聞いております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) では、間違いなく全部入られるという認識でよろしいかと私自身思います。 公営住宅建設前に入居希望者を募ったとき、多くの希望者があり、そういった現実の中、完成後は抽せんにより入居されたと伺いました。入居された方は、本来なら故郷に帰りたいのだが仕方がないと、でも今までの仮設住宅に比べたら比べ物にならないくらいよいとおっしゃっておられました。 以前、同僚議員の今後の公営住宅の建設はとの質問に対して、ないと答弁をされたと記憶しておりますが、今後、避難者の方々から、どうしても本宮市に住みたいと、公営住宅に入りたいんだという希望が多くあっても公営住宅の増設は考えていないのか、また国や県の方針も変わらないとなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 本宮市の復興公営住宅につきましては、第2次福島県復興公営住宅整備計画の中に位置づけられまして、浪江町、大熊町と国と県のほうから要請があって受け入れたものでございます。その当時、第2次では4,890戸の希望があったということでございますが、その後の調査で若干減ったということで、今、凍結している箇所もございます。今のところ、国・県からは具体的に本市に復興公営住宅建設の話はないところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。 公営住宅へ入居されていても若干の不便さはあると思いますが、仮設住宅よりははるかに恵まれていると思います。そういった状況の中で、仮設住宅で頑張っておられる方も多くおられると思いますが、現在の仮設住宅への入居状況ですか、どういった状態なのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) 仮設住宅の入居状況のお尋ねでございます。 市内7カ所に応急仮設住宅がございます。7カ所の仮設住宅の入居状況につきましては、11月末現在で世帯数としては421戸の入居可能な戸数がございます。そのうち193戸が入居されております。人数にして324人ということになります。入居率にして45.8%という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) いろんな地区で公営住宅が完成して入居されているという新聞報道等あるんですけれども、まだ約半分の方がおられるんですね。いまだに仮設住宅生活を余儀なくされている方については、国・県の考えや避難地区の自治体の考え、また入居者の希望もあるでしょうが、今後どういった計画のもとに仮設住宅の支援等を行っていくのか。また、国や県からは運営等に関して何か示されているのか、情報として捉えておられましたらお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) これまでの仮設住宅にお住まいの方の支援ということにつきましては、平成23年11月に出されました「原発避難者特例法に基づく指定市町村及び特例事務の告示」、さらには平成26年5月に出されました「長期避難者等の生活拠点の形成に向けた取組方針」に基づきまして、合計219の事務が避難された方に対して本宮市が行っている事務でございます。今後も避難されている間は支援を行っていくという方針でございます。 また、社会福祉協議会を通じてでございますけれども、生活支援相談員によります仮設住宅の巡回、家庭訪問によります見守り活動の支援事業を行ってきておりますし、今後も行ってまいりたいというふうに考えております。 さらには、市としては、避難されている皆さんに対しまして本宮市民と同じ行政サービスを行ってきております。例えば公共施設の利用、福祉サービスの提供、配食サービスでありますとか生きがいデイサービス、認知症の徘回対策のGPSの対応、あとは緊急医療情報キットの給付などさまざまな行政サービスを提供しておりますが、今後も継続して支援をしてまいりたいというふうに考えているところであります。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 仮設住宅に入られている方、いつまでも入っているつもりもないし早く出たいという気持ちでいっぱいだと思うんですけれども、そういった中、国ないし県、いついつくらいまでに皆さんその仮設住宅から安心して出られるといったような計画は立てられているのか、時期として。また、仮設住宅を皆さんが出た後の跡地の整備に対しての経費の負担やその跡地の利用についても計画されているのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 白沢総合支所長。 ◎白沢総合支所長(移川善弘君) ただいまおただしの件でございますけれども、具体的な計画というものは現在ございません。ただ、福島県としては、仮設住宅の期限につきましては平成30年3月31日までということで期限を延長しております。聞くところによりますと、浪江町としては、平成29年3月をもって帰還したいということで今準備を進めているということも聞いております。ただ、具体的に計画として上がっているものではございません。 仮設住宅の撤去ということでのおただしもありました。市内7カ所のうち1カ所、和田石上の仮設住宅につきましては、現在、住まわれている方はございません。浪江町としても今後入居者を募集する予定もないということから、浪江町では福島県に対して撤去の申請をしております。福島県としては、敷地を原状に回復した上で、平成28年度内に本宮市のほうに返還するということで今準備を進めているところであります。 なお、経費につきましては全て福島県が負担ということで進めているところでございます。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) わかりました。 次に、3の学校や公共施設のトイレの洋式化についてお尋ねいたします。 この新聞ですけれども、11月11日の民報新聞に掲載された記事でありますが、洋式トイレの設置率が全国では43.3%にとどまり、県内は36.1%で東北では最低であったとのことです。 改修工事が進まぬ原因として耐震工事が優先であるためと思われるとなっておりますが、そういった現状の中、本市においての幼稚園や保育所、小・中学校のトイレの洋式化はどういった状況にあるのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部上席参事。 ◎教育部上席参事教育総務課長(矢吹誠司君) 市内の小・中学校、保育所、幼稚園のトイレの洋式化についての状況はどうかというふうなおただしでございますが、まず市内の小・中学校のトイレの洋式化の割合でございますが、小・中学校合わせまして全便器数が422個ございます。そのうち洋便器が307個という状況で、割合にしますと72.7%というふうな状況となっております。 また、保育所、幼稚園並びに五百川幼保園を含めました全便器数は104個、うち洋便器につきましては77個となっておりまして、洋式化の割合が74.0%というふうな状況になっておりまして、全国で調査されました全国平均よりは大きく上回っているのかなというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 幼稚園や保育所、そして小・中学校のトイレの洋式率はわかりました。そういった設置率において、洋式トイレが一つも設置されていない幼稚園や保育所、小学校はないと認識してよろしいのでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部上席参事。 ◎教育部上席参事教育総務課長(矢吹誠司君) 洋式トイレが一つもない幼稚園、保育所、小・中学校はあるのかというふうなおただしかと思いますが、市内小・中学校のトイレの洋式化に関しましては、校舎内の各男女トイレには全て洋式トイレが1つ以上は設置されておりまして、校舎内におきます利用の確保はされているのかなというふうに考えております。 特に近年、耐震工事及び大規模改造を行った小・中学校、小学校につきましては3校、中学校につきましては3校全てにおきまして、校舎内のトイレにつきましては全て洋式になっているというふうな状況でございます。また、幼稚園、保育所におきましても、各トイレには必ず1基以上は洋式が設置されているというふうな状況となっております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 洋式化についてのトイレの質問は以前にも同僚議員から何度かありましたが、今後どういった計画のもと、大分進んではいるんですけれども、まだなっていないところも今後進めていく計画等はあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部上席参事。 ◎教育部上席参事教育総務課長(矢吹誠司君) トイレの洋式化に特化した計画というものは特にございませんが、洋式化率が低い教育施設につきましては、今後、大規模改修工事やあとはトイレの修繕等が発生したような場合には洋式化に向けて整備を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) トイレの洋式化が大きく取り上げられている現代社会において、いまだに水洗にすらなっていないトイレがありました。驚きであります。何と五百川小学校の屋外トイレです。子どもたちが怖がって入れないと、低学年のお子様をお持ちの保護者の方から強い苦情の連絡がありました。今の時代になってまだ水洗になっていないトイレがあったということなんです。こういった現実、教育長はご存じでしたか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) お答えいたします。 ことし5月に学校訪問をさせていただいた折に、校長から何点か要望を受けました。その一つが体育館の放送設備の改善、それから屋外トイレ等についてです。現場も確認をさせていただきました。できるものから改善をしていきたいと考えて、体育館放送設備につきましては、9月の補正予算でお認めをいただきまして現在対応しているところです。 トイレにつきましては、現在、下水道につなぐ方法なんかを検討しているところです。衛生管理の面からも、トイレの水洗化及び洋式化への改修の方向で考えていきたいと思っているところです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 私も知らなかったので見てまいりました。古い人間なら懐かしいと思う人もいるかもしれませんけれども、現在の子どもたちにしてみれば恐怖以外の何物でもないと思いますし、安全面だけではなく衛生面においても大変問題だと思います。何をおいても五百川小学校の屋外トイレの洋式化は早急に私は進めるべきだと考えますが、再度お尋ねいたします。こういう問題はやはり、9月は公民館のスピーカーの問題で補正を組まれたと聞いておりますけれども、これは補正を組んででも早急に進めるべきだと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) 今ほどもお話しいたしましたように現在検討しているところです。下水道にどのようにつないだらいいかとかそういう時間もかかりますので、そういう方面でやっているということをご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 検討の時間を極力短くお願いしたいと思います。 では、各地区の公民館等の公共施設での屋外トイレにおいても洋式の改善が進んでいると思いますけれども、屋外トイレの洋式化は特に急がれると思います。各地区にある公民館等はご高齢の方がグラウンドゴルフ等で多く利用されています。これからますます進む高齢化社会、我々もいつかは通る道です。また、トイレは誰もが利用するところです。誰もが安心して使用できるよう早目の計画のもと進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。計画等はあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部上席参事。 ◎教育部上席参事教育総務課長(矢吹誠司君) 地区公民館、また地区運動場の屋外トイレの洋式化というふうなご質問かと思いますが、公共施設におきます屋外トイレにつきましては、地区公民館やそれに隣接する運動場の屋外トイレが大変多くございます。 そちらの洋式化についてでございますが、これらの地区運動場におきます屋外トイレ、確かに水洗化がされていないところもございます。それらについての水洗化、洋式化につきましては、こちらについても特段、特化した計画というものはございませんが、順次、水洗化及び洋式化というふうなことで進めているところでございます。 今後も、議員おただしのように、高齢者等の社会活動のためにも、屋外トイレの洋式化については利用者の方々の利便性を考慮しながら整備を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 早急な改修をお願いいたします。 次に、五百川駅前開発についてお尋ねいたします。さきに同僚議員からも質問がありましたが、ところどころ重複するところがあるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。 先般、先ほども言われましたように、五百川駅前周辺の住民の方との意見交換会というか話し合いが9月に実施されたということで、対象地区は荒井地区のみだったということは聞きました。趣旨についても先ほど答えていただきましたので、もう少し詳しく、どういった意見等が多く出されたか、それだけお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 橋本議員のおただしにお答えいたします。 先ほど説明しましたが、9月29日に、結果的に荒井地区の方のみだったんですが、12名の参加を得まして懇談会をさせていただきました。意見として多かったのは、やはり駅前広場、すぐ今の混雑を解消してほしいという方と、インターまで含めた大きい構想の中で何とかしてほしいという意見があったところでございます。 建設部としましては、大きい構想も視野に入れながら、とりあえず現在の駅前広場をどうするかということで話を進めたいなというふうに思ったところでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 五百川駅前開発についての意見交換会であるならば、先ほども言われましたように、駅を利用している地区の皆さんに呼びかけるべきだと思います。岩根、青田、荒井、仁井田、あとは糠沢地区も私は声をかけるべきだと思います。特に区長さんや議員にも声をかけるべきだったと思いますが、いかがお考えでしょうかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) お答えします。 議員おただしのように、五百川駅を利用する方は他地区にいろいろな方がいらっしゃいます。また、工業団地の方もいらっしゃいます。今年度、これからですが、そういった幅広い方々に呼びかけましてそういう検討会などを組織しながら、当然、議員の皆さんにも加わっていただけるようなそういう検討会を立ち上げながら、本宮東西自由通路の完成を見据えた後の開発にスムーズに進めるような方法で進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 以前、市長の説明の中で、五百川駅利用者の数は年間約30万人おられるとのことでした。駅前開発に対しては、やはり駅を利用している地区の皆さんや企業の皆さんの意見が非常に重要だと思います。五百川駅を利用されている企業等の方々も多くおられます。また、企業さんでつくられている本宮市工業等団地立地企業連絡会という組織もあります。そういった方々の意見等も大いに参考にして、これからの駅前開発の青写真を作成していくべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 橋本議員のおっしゃるとおりだと思ってございます。 第1回目の懇談会におきましても、短期的な開発、長期的な開発と、全体を含めた開発でなかなか議論がかみ合わなかったというのもございます。駅周辺、インターまで含めますと、先ほど市長が申しましたとおり、かなり大きな決断になろうかと思われます。ただ、それを待っていたんではいつまでたっても現実問題としての解決策にはならないところでございますので、この辺は議論がかみ合うように、短期的な駅前広場の改修というものを視野に入れながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) では、今いろんな答弁を聞かせていただきました。今後の計画として、どういった周期、どういった考えのもとでの意見交換会というか話し合い等を進めていく考えなのかお尋ねいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 前回の懇談会におきまして、早急に解消を何とかしてほしいという方々との話の中で、具体案がないと意見が出せないという話もございました。あそこの平面測量は終了しておりますので、それに素案を複数、今作成しておりますので、それができた段階でもう一度懇談会を開催しながら論点を整理しまして、本宮駅前の東西自由通路の建設が終わったら速やかに五百川駅のほうに入れるような準備をしながら、意見をいただきましたその検討会等で、それも含めてもう一回案をもみながら無駄のないように進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君。     〔5番 橋本善壽君 登壇〕 ◆5番(橋本善壽君) 平成32年度には本宮駅関係の事業が全て終了する計画案になっています。その次に五百川駅開発になると思います。最初から小さな構想ではなく大きな画用紙に、住宅や商工業等も考え、みんなが夢を抱き、喜んで住んでみたいと思えるような構想図を描いていかなくてはならないと思います。住んでみたいまち本宮実現のためにぜひ必要だと思います。 以上で私の一般質問を終わりといたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 5番、橋本善壽君の一般質問を終わることにいたします。 昼食につき暫時休憩いたします。 再開は午後1時ちょうどといたします。 △休憩 午前11時57分 △再開 午後零時59分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △諸報告 ○議長(渡辺由紀雄君) 一般質問に入る前に、市長より諸報告の申し出がありましたので、これを許可いたします。 市長。     〔市長 高松義行君 登壇〕 ◎市長(高松義行君) 一般質問再開の前にお時間をいただきまして、鳥インフルエンザに係る対応について報告をさせていただきたいと思います。 去る12月2日金曜日、福島市岡部で発見された死亡野鳥オオハクチョウ1羽については、簡易検査により陽性と確認されておりましたが、本日、遺伝子検査の結果、高病原性インフルエンザウイルスH5N6亜型が検出されました。これを受け、福島県では、本日11時30分に、高病原性鳥インフルエンザ対策本部の設置がなされたところであります。 本市におきましても、12時35分に、本宮市高病原性鳥インフルエンザ対策本部の設置を行いました。今後十分に警戒に当たってまいります。 この鳥インフルエンザは、通常、人には感染しないとされております。議員各位におかれましても、地域での情報収集と情報提供につきましてご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。 以上、報告とさせていただきます。----------------------------------- △後藤省一君
    ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告3番、議席7番、後藤省一君の一般質問を許します。 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 議席7番、後藤省一でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に沿って一般質問を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず最初に、大項目1、安全・安心の現状と今後の対応についてでございますが、今現在、全国各地で、ここ2カ月でも高齢者の自動車運転による死亡事故、重傷者を出している事故が10件以上にも及んでおります。10月には横浜市で、87歳の男性が運転する車が通学途中の小学生の列に突っ込んで小学生が死亡し、そしてまた重傷者も出しております。さらには、今月3日福岡市で、病院に個人タクシーが突っ込み3人の方がお亡くなりになっております。本当に高齢者の事故が多いです。 1つは、逆走、歩道の暴走など、本来走るべきでない道に誤認して入り込み事故に至った場合。2つ目には、アクセルとブレーキを踏み間違えたことにより暴走して事故に至った場合。これらは必ずしも高齢者だけではなく20歳代の人の事故に占める割合も多いのですが、高齢者はここ1年、大変多くなってきております。 3つ目には、認知症等の病気による障がいに気づかず事故に至った場合でございます。警視庁のデータによりますと、一昨年のデータではありますが、平成26年20.4%と10年前に比べて約2倍になっているのは確かであります。 そこで、高齢者などの交通事故防止対応対策についてということでお伺いします。本市の高齢者、おおむね75歳以上の方の事故件数の内容についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、本市の高齢者の75歳以上の方の事故件数と内容についてのおただしでありますが、まず、ことしの1月から10月末までの本宮市における人身事故件数は全体で105件発生してございます。そのうち75歳以上の方の事故については6件でございます。内容といたしましては、出会い頭の事故が3件、追突事故が1件、後退時の事故が1件、その他1件という内容でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) ただいま部長のほうから答弁いただきまして、内容にその他というのがございました。これは病気等々の問題ではなかったんでしょうか、その辺ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 高齢者の方6件の事故でありますが、病気関係の事故ということでは聞いておりませんので、そういうことではないというふうに認識しております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) それでは、本市の高齢者に対する啓蒙活動、周知についてはということで伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、高齢者に対する啓蒙活動、周知でございますが、高齢者の事故防止に関しましては、各季の交通安全運動の際に、高齢者向けの内容を含めましたチラシを作成しまして全戸に配布しております。 また、高齢者の方々に対しては、敬老会、ふれあいサロン、老人クラブなど会合の際に、警察署の署員が出向きまして交通事故防止の講話をしていただいております。また、消防署と女性消防協力隊によりますひとり暮らし予防消防訪問の際にも、交通安全のチラシや反射たすき等のグッズを配付しながら交通安全意識の高揚に努めているところであります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) ただいまの部長答弁で本当に細かくやっていただいているということで感謝申し上げたいと思います。 それでは、過日の交通安全協会主催の年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動推進会議の中でも、基本方針は高齢者の事故防止でありました。交通弱者を守るためにも、さらなる周知等として、市としてどのように考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) さらなる周知というおただしでございますけれども、年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動の一環としまして、今回、運動の基本が高齢者の交通事故防止ということでありますので、このチラシを作成いたしまして11月30日に全戸に配布しております。高齢者の事故防止被害状況でありますとか防ぐ手だてを掲載させていただいたところです。 今後も、チラシ・広報紙・防災無線などを利用しまして啓発活動を進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) それでは次の質問に移りたいと思いますが、来年3月に改正道路交通法が施行される予定ですが、市の準備対策等ということでお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 改正道路交通法の対策準備の関係でございますが、おただしのように高齢運転者の重大事故を防ぐことを目的に、改正道路交通法、来年3月12日に施行されます。 市といたしましては、この制度の周知を図るために、道路交通法の一部改正によります高齢者の運転免許証更新に係るポイントをまとめたチラシを、警察署と打ち合わせをいたしまして作成しました。このチラシを回覧させていただいております。また、各季の交通安全運動等においても制度の周知を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 来年3月12日の施行ということで、これは主に認知機能検査を強化したものというふうに、安倍総理のほうも専門家の意見を聞きながら検討するということで国を挙げてやると思いますが、市のほうもよろしくお願いしたいと思います。 また、現在知り得る情報の中で重点的なこと、さらには市民への周知の方法をどのように進めているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 重点的なこと、周知ということでありますが、今回の改正では、今までは高齢者の講習は免許証更新時のみであったものが、改正後は、免許更新後も一定の違反があれば臨時の認知機能検査や高齢者講習を受けることがあるというのが大事な内容であります。 先ほど道路交通法の一部改正のポイントをまとめたチラシの配布については答弁をさせていただきました。また、県警のホームページにも掲載されておりますけれども、市のホームページにも掲載をさせていただいたところであります。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) その点よろしくお願いしたいと思います。 次の質問に移りますが、運転免許証の返納の現状と今後の対応対策についてということで、高齢者の実質的な返納状況はどのような状況なのかお伺いしたいと思います。これは本宮地区交通安全協会管内だけで結構なので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) それでは、郡山北警察署本宮分庁舎管内の自主返納状況でございますけれども、警察署の集計は年齢区分が75歳以上となっておりまして、平成28年1月から10月までの状況で、75歳以上の方で32名の方が返納しておるということでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 75歳以上の方が32名ということで、これは病気とか何かではなくて、実質的に家族からもう乗らなくてもいいよというような感じでの返納なんでしょうか。お父さん、やめたほうがいいんではないか、おじいさん、やめたほうがいいんでないかということでの返納なんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 返納の理由でありますが、一番多いのがみずから身体的機能低下を自覚したというのが、半分以上の方がこういうようになっております。その次に、運転の必要を感じなくなった、これが約3割、あと家族からの勧めというのが大体1割というような内容になっております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 今、諸事情があっての返納と。あると思いますが、これはちょっと難しいかもしれないんですが、返納していただく周知等ということでお聞きしたいと思います。これは当然、今、部長がおっしゃったように実質的なこともあると思いますが、大変難しい点もあると思います。この点、周知ということではしているのかどうなのかちょっとお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 返納の周知の関係でございますけれども、返納を直接促すような周知というのはしておりません。警察署では、高齢等の理由によりまして免許証を返納したい方について、申請方法など制度の周知は行っているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 確かに、返納を促すというか、周知をするというのは難しいと思います。これから10年先ぐらいですか20年先ぐらい、我々もそうなんですが、団塊の世代の方々もふえてきますし、当然この地方は車なしでは大変不便を感じます。自分の足がとられたような感じになると思うんですね。さらには、車を動かせないことにより人生の生きがいまで奪ってしまうような気がして私はならないんです。 先月の話でありますが、私が住んでいる本宮10区の80代後半の方が、免許証返納はしていないが自分も年をとったと思って、ことし5月に自分のマイカーをおいごさんにくれたそうです。そうしたらばそれからが、夏場はよかったんだよと、買い物、病院に行くのも大変で、まだ今からでも車買いたいなと思っているそうです。そうしたら、家族に危ないから反対されたと、絶対乗らないでくださいと言われたと、そういう話がございました。この方は免許証返納こそしていませんでしたが、今の季節、近いところなんだけれども、寒くない車で歩いて用を足したいとおっしゃっていました。大変精神面でも苦痛を感じているんだなというふうに身を持って話をしておりました。 そこで伺いたいんですが、市では現在、高齢者のためにデマンドタクシー、巡回バスは十分に生かされているのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) デマンドタクシー、巡回バスのおただしでございますけれども、この利用者につきましては、年齢別の集計はとってはおりませんけれども、ことし無料乗車を実施させていただきました際に全員からアンケートをとらせていただいておりまして、それを見させていただきますと8割の方が70歳以上の方でありました。 また、運行事業者のドライバーさんへの聞き取りでは、9割方については60歳以上ですというふうに伺っておりますので、高齢者の方にご利用いただいているというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 60歳以上で、今9割の方がご利用なさっているということでございますが、先ほどの私の質問から、私は何を話したいかというと、旧市内もイクタンタクシー等にしてはと思うんですね。これをちょっと考えていただければなというふうに思って質問させていただきました。その辺よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 旧市内にデマンドタクシーをというおただしでございますが、現在、本宮市の公共交通システムにおきましては、いわゆる本宮の旧町内と高木地区におきましては巡回バスを運行させていただいております。フリー乗降で低料金で運行しておりますので、ぜひそちらをご利用いただければなと思っております。地元のタクシー会社さんとのすみ分けという部分もありますので、ご理解の上、低料金でご利用いただければありがたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 以前、免許証返納した方にタクシー券を出したいという話を聞いたことがあったんですが、それは本当にあったのかどうか。なくても、なくてというと失礼ですけれども、あった話を聞いたので、どうだったのかなということでお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 当市におきますタクシー券の交付につきましては、障がい程度の等級が1から3級で重度心身障害者の方については、年間、1枚500円券を15枚、さらに下肢、体幹、視覚障がいの場合、日常生活の外出に対し30枚を交付しております。交付は約半分の方が65歳以上の方です。 65歳以上の方も障がい者手帳を取得することによってタクシー料金の助成が受けられますので、ご利用いただければということはさきの議会において答弁させていただいております。それ以外には今のところタクシー券の交付はございません。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 先ほど市民部長の答弁の中で私が聞くのを忘れたんですが、ちょっと戻って申しわけないんですが、タクシーの基本料金くらいを助成することにより旧町内の方々は大変助かると思うということがあったものですから、その辺もう一回お聞かせください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 先ほど旧町内と高木地区は巡回バスを運行しておるという答弁をさせていただきました。公共交通、こういったバス等、イクタンタクシー、それから地元のタクシー会社さん、それぞれにすみ分けの中で動いている部分がありますので、旧市街、高木地区の方については、繰り返しになりますけれども、巡回バスをご利用していただければなと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 次の質問に移りますが、交通団体等との意見交換等での問題点の改善点、改善策はということで、まず市として交通団体、交通安全活動状況を伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 交通団体との交通安全活動のおただしですが、郡山北警察署本宮分庁舎や本宮地区の交通安全協会、それから大玉村さんですが、そういった交通安全推進団体で構成する南達交通対策連絡協議会を中心に各種交通安全運動に取り組んでおるところであります。その中で各団体の方にもお世話になっているところです。 毎月1日には、「交通事故ゼロ・歩行者優先の日」に、交通安全協会、交通安全母の会、交通教育専門員、市職員が一体となりまして、各地区交通要点において朝の通学・通園時に児童・園児の保護・誘導活動を行うとともに、マイカーに対するシートベルト着用の広報、啓発活動を実施しております。各団体が連携して活動しているという状況であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 活動をなされていることは私も承知の上なんですが、きのうも出動式ということで暗闇の中、皆さんで一生懸命啓蒙活動をしていただいたということもございます。 そこで、合同推進会議の中で会議時間の変更の質問がございました。これは私も出席しておりましたが、例えば夏・秋の合同推進会議は夕方の会議でもよろしいのではないかというふうに思ったものですから挙げてみましたので、その辺お伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 合同推進会議でのお話ですけれども各季の交通安全運動の前には南達交通安全対策連絡協議会において各団体の皆様と合同推進会議をしております。過日の年末年始の合同推進会議の際に開催時間についての質問がございました。もう少しゆっくりした時間ということだったと思うんですが、これは勤務している役員の方々もおられますので、日照時間が長くなる夏の総ぐるみ運動などではそういうのも考えられるのかなと思っておりますので、今後考慮をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) その点よろしくお願いしたいと思います。 ちょっとくどくなると思いますが、市としてさらなる改善点、改善策ということを考えていらっしゃるとすればどんなことかお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) さらなる改善点ということでございますが、各種のそういった合同会議の中で皆様から意見を出されればそれについて真摯に検討して、よりよい交通安全活動につなげていきたいと思っておりますので、会議の中で皆さんの意見をよく聞いていきたいというスタンスで今後も臨んでいきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) よろしくお願いします。 それでは次の質問に移りますが、小・中学生に対する交通教室や父兄・家庭等の交通教室等ということで、小・中学生におきましてはそれぞれの学校や交通教育専門員さんの話や講話でなされていると思いますが、教育現場としての効果、認識、またはさらに進めたいことがあればと、この点どのように捉えているのか伺いたいと思います。当然、事故の内容をお話しすると思うんですが、その辺お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 市内の小・中学校におきましては、年に1回から2回程度、警察署あるいは交通教育専門員の方々のご協力をいただきまして交通安全教室を開催しております。その中で歩行の仕方や自転車の乗り方、それから自転車の安全点検など実技指導も含めた中で、児童・生徒の交通安全、交通事故防止に努めているところでございます。 管内における交通事故の発生状況でございますが、昨年度と比較をいたしましてわずかながら増加しているというふうに伺っておりますが、市内の小・中学生が関係する人身事故は発生しておりません。このため、児童・生徒の交通安全に対する認識が浸透し、日ごろより交通ルールを守って安全に生活する態度が身についてきているものと考えております。 児童・生徒の命と安全を守ることは何よりも優先されるべきものでありますので、今後も引き続き、小・中学校における交通安全に関する取り組みがさらに充実したものとなりますよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 昨年よりよくなったということで本当にありがとうございます。 最近、通学路、集団登校等で小学生が歩道を通学していても交通事故に遭っている、多発しているという事例が多いと思いますが、市としての認識はどのように捉えているのかお聞きしたいと思います。 また、私は、通学路の歩道に危険な場所に、ガードレールかガードパイプがあれば事故対策にもつながると考えております。ぜひ危険な場所に設置していただきたいと考えておりますので、当局の見解を伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) まず、通学路の安全、危険箇所等の問題でございますが、これらにつきましては、毎年、学校、PTA、それから関係機関と連携しながら点検を行っているという状況でございます。改善できるところにつきましては早急に改善を行いながら、あるいは道路施設の問題になれば関係部署との連携をとりまして、児童・生徒の安全対策に努めているという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 通学路の危険箇所にガードレール、ガードパイプの設置をという質問がありましたので、私のほうから答弁させていただきます。 通学路や歩道整備につきましては、現在、交通安全対策特別交付金を活用しながら整備しております。整備につきましては、各小学校単位で実施しております通学路交通安全プログラムを活用しながら、緊急性の高い箇所から整備していきたいと思ってございます。 この通学路交通安全プログラムですが、これらは教育委員会、学校代表、PTA代表、警察、二本松土木事務所、建設課と合同で実施するものでございまして、今年度におきましては、先月、本宮第二中学校と五百川小学校を重点的に点検プログラムを実施させていただきました。ここで危険箇所というものの共通認識を持ちながら、早期に整備できるところから整備してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 各部署のほうから答弁いただきましたけれども、各小・中学校のPTAさんの話がございましたが、その意見を聞きながらという話もございましたので、小・中のPTAさんの交通意識の周知として再度聞きたいんですが、推し進めているということはどういうことなのか、もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) PTA関係、保護者ということでございます。 小・中学校におきましては、PTA総会や授業参観、それから懇談会などの際に話題の一つとして家庭での交通安全指導のあり方を取り上げまして、家庭から交通事故をなくすために保護者みずからが模範的な行動をとること、また自分のお子さんには、子どもや地域の実情に合わせて具体的に交通ルールや交通マナーを指導していただくことなどをお願いしているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) さらによろしくお願いしたいと思います。 次の質問に移りますが、通勤・通学路等の冬季の安全対策ということでお聞きしたいと思います。 通勤・通学時の積雪のとき、私のことなんですが、私は家庭用の除雪機で歩道の雪掃きを数年前くらいからやらせてもらっていますが、これは当然、市のほうでも、あした雪が降るときには雪掃きお願いしますよという、防災無線等で雪掃き等の放送が流れておりますが、もう少し回数をふやすという周知をしてみてはいかがかなというふうに思うんですね。 結構大雪になると各家庭の皆さんが本気で雪掃きをしてくれるんですが、これから寒い時期を迎えますと午後の小学生の下校時に歩道が凍っていたりと、そういうときがございます。危険もございますので、周知の回数をふやすとかで対策を考えていただきたいというふうに思ったんですが、いかがでしょうか。これはちょっと難しいのは高齢者の家庭も多いというのも現実でございますが、市の見解を伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) これから雪が降ってまいります。この時期になりますと、まず除雪に対する委託業者さんとの打ち合わせをさせていただきながら、雪に対する備えをしっかりしているつもりではございます。ただ、どうしても議員おただしのようなきめ細かな対応というのがなかなかできないのが現状でございまして、今までも市で行う除雪というものにはある程度限界がありますから、生活道路等について市民の方々の協力をいただいているところでございます。 おただしのように、回数をふやすなどして周知の徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) ただいまの私の質問、通学路の歩道という件でお話しさせてもらったんですが、次の質問にちょっと部長の答弁があるようなんですが、この冬、大変大雪の予報も出ていると思われますので、道路等の除雪体制と準備対策は会議、各会社さん等で進めていると思いますが、安全・安心の中で私も進めていただきたいというふうに思っております。 特に主要幹線や白沢地区の道路に対しましては特段のご配慮をお願いしたいと考えております。そこで、当局のお考えをということでお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 歩道だそうです。歩道ですよね。 ◆7番(後藤省一君) 最初は歩道。 ○議長(渡辺由紀雄君) 最初は歩道。 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 歩道につきましては、各小学校さんに除雪機を配備しておりまして、もう既に試運転も済んでございます。これも委託事業の一環として業者さんにお願いするものですから、その準備はもう既にさせていただいたところであります。 それで、ある程度、学校周辺の歩道の除雪は速やかに進むのではないかというふうに思われますが、あくまでも学校周辺ということで準備したものでございますから、ある程度距離の遠い方については不便をかける面はあろうかと思いますが、そういうときにおきましては市民の方々のご協力をお願いしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) それでは、今ほど歩道の質問の答弁をいただきまして、そのように考えておりますが、今、私が質問させてもらった道路のほうを、各会社さんと安全・安心で進めているということの答弁をいただきたいというふう思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 車道です、今度は。 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) それでは、車道のほうの除雪についてでございます。 白沢地区においては12月7日に、本宮地区のほうは来週、その会議を予定してございます。その方法でございますが、今までも何度も説明しているかと思いますけれども、1次除雪路線、2次除雪路線、3次除雪路線というふうに決めさせていただいております。 例えば朝方に降った雪でございますと、通勤・通学の問題もありましてなるべく早く終われるようなことで、1次、2次除雪路線につきましては7時半前後にもう終了するような方法をとってございます。そのほか3次除雪路線というのがございまして、これは集落間を結ぶ道路であったり吹きだまりとかでございますが、そういうのを含めまして入る路線とか、各業者さんが受け持つ範囲の打ち合わせをさせてもらっていますので、その会議、間もなく本宮地区で終わりますので、その辺を徹底して進めてまいりたいというふう思ってございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 今、部長のほうから答弁いただきましたが、第1次、第2次、第3次の除雪路線ということで、きめ細かな手配、準備をしていると思いますが、グレーダー等々で県道に行ってしまった、国道のほうに行ってしまった、国道優先だからそっちのほうから進めているとかというのをよく話を聞くんですが、その辺の県とか国とのやりとりというのはどうなっているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 国・県においても、それぞれ路線を決めて委託業者を決めているというのが事実でございます。だからといって市道のほうが遅くなるというわけでは決してございませんので、国道・県道で要する分は要する分、市道の分は市道の分と回していただくように会議の中でも話をしておりますので、国道・県道と時間差がないような体制で進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、大項目の2番に移りたいと思います。 地方創生についてということで、本市においての地方創生進捗状況はということで伺いたいと思いますが、私は、この質問に対して大きく1点、進捗状況としてお聞きしたいと思います。 まず、定住促進に対する進捗状況ということで伺いたいと思います。 市では、本宮市第1次総合計画の重点プロジェクトの「定住促進につながる住みよいまちづくり」として、平成27年10月に「住みたいふるさと もとみや創生総合戦略」を策定し、人口増加を図ってきたと思います。本年度のスローガンは「みんなが活躍!! 未来につながるもとみや創生」でありますが、これまでの主な取り組み状況ということでお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員のおただしにお答え申し上げたいと思います。 議員のおただしにもありましたとおり、現在、平成27年10月に策定しました「住みたいふるさと もとみや創生総合戦略」に示しております「もとみやの魅力を高め 住みたくなるまちをつくる」とした3つの基本目標により人口増加に取り組んでいるところです。 主な取り組みとしましては、平成26年度から実施しております住宅取得及び宅地造成支援としてのマイホーム取得奨励金宅地造成奨励金の継続した交付、それから空き家対策として空き家の利活用に向けた調査、また子育て支援としての保育料の助成や子どもの医療費無料化、さらに結婚支援として出会いサポート事業における婚活セミナーやパーティーの開催を行っているところです。 このうちマイホーム取得奨励金につきましては、平成26年から開始をしておりまして、239件の交付実績となっております。また、宅地造成支援奨励金につきましては、午前中のおただしにもありましたが、7件45区画に対して交付を行ってきたところでございます。 また、サポート事業における婚活セミナー、これはサポーター向けのセミナーと、あと婚活パーティーに参加する方のセミナーも含めまして実施しております。サポーター向けのセミナーにつきましては42名の方の参加をいただき、協力をいただけるというようなアンケートの結果もいただいているところです。また、婚活パーティーにつきましては、男女それぞれ事前セミナーを踏まえまして15名ずつの参加をいただき、6組のカップリングが成立したというような状況となっております。 以上でございます。
    ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) それでは次の質問に移りたいと思いますが、課題と考えられることはということで今ほど答弁いろいろいただきまして、社会動態としては増加している状況なので成果があらわれているというふうに感じております。 先ほどの答弁の中でもありましたけれども、当然、人口をふやすためにはこれから出生数をふやす取り組みということでことしの事業であります婚活サポート事業ということも今おっしゃっておりましたが、出生率をふやしていくために何が課題になっているかということでもう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 出生数をふやすための課題ということでございますが、市では、定住促進の中で子育て世帯に対する各種支援等により支援を行いながら子育てしやすい環境づくりを行っているところです。 他方で、未婚者の割合が多い状況にあるということも事実でございます。これにつきましては、人それぞれの価値観の多様化や男女の出会いの場が不足しているということが未婚の多い要因の一つとして考えられているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 課題と考えられること、今後の取り組みということで伺いたいと思います。 今の答弁からしますと、未婚者を解消するためには何よりも出会いの場の創出が大変重要であるということも話されておりました。 10月30日、出会いサポート事業の会議に私たち志誠会のメンバーも参加してまいりましたが、40名以上の参加者が婚活コーディネーターの講話に耳を傾けて、未婚者のお助け役になりたいと、さらには本宮市のために一役買いたいという気持ちの方々が多数来ていたのかなと、大変よかったなと私は感じてまいりました。 そこで、答弁の中にも若干含まれていましたが、市の現在の取り組み状況と今後の取り組み方針について聞きたいと思いますが、議会初日の市長報告のお話も今、室長はされたと思いますが、その辺もう一度伺いたいと思いますので、よろしくどうぞ。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまの議員のご質問にお答え申し上げたいと思います。 市長のほうからもお話がございましたが、出会いサポート事業としまして、まず10月30日に、結婚を取り巻く環境や相談活動のポイント等についての内容で婚活サポーター向けのセミナーを開催いたしたところでございます。結婚を応援したい方、また婚活に興味のある方など42名の方々の参加をいただき、セミナー終了後にアンケートを実施させていただきました。アンケートの中では、実感、実践してみたいなり、内容によっては協力等々も含めて応援をしたいといったような回答が34名の方からあったところでございます。 こうしたアンケートにより協力いただけるといった方々につきましては、今後、未婚者に対する情報発信やさまざまなイベントの案内について協力をお願いしていきたいなということでまずは考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 室長の答弁もいいんですが、市長報告の中に、パーティーをして15組中6組のカップルが誕生したというご報告だったのかなと思うんですが、その辺もう一回お聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) それは、さっきそのとおり答弁していますので間違いありません。 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) すみません。 それはカップルに決まったという認識でよろしいのかどうかということで、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 要はカップルとはどういう意味だということですか。それでよろしいですね。 では市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) 婚活パーティーでのコミュニケーションの中で、まずはお互いの性格なりを認識していただいて、まずはおつき合いを始めてもよいなというような形でのカップリング成立ということで、結果的に結婚に結びついて、本宮市にお住まいいただき、お子さんを産み育てていただければ、本宮市の定住人口増加にもつながっていくのかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 若干補足させてください。 今、公室長が答弁したとおりであります。15組、男性15名、女性15名の方がパーティー形式やゲーム形式でお互い知り合う場所をつくらせていただきました。今、公室長答弁のとおり、その中で6組の方々が、おつき合いに向けて進んでいってもいいのかなという意思確認ができたというふうに私は理解をしております。 今後、委託しております専門業者の方々が随時その方々との連絡をとり合いながら、どういう形で進行しておられるか、その辺についての調査も入っていってくれるというふうなことで聞いております。できるだけよい形が生まれてくればいいなというふうに思っておりますが、これは人対人のことでございますので、市のできることは精いっぱいやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 答弁、何回もいただきましてありがとうございます。 今、カップルが成功に向けてと、見ていきたいと市長のほうからもありましたが、私たち志誠会のメンバーで、婚活の先進地であります山形県鶴岡市、庄内町に視察研修ということで7月に行ってまいりました。これは、特に行政と民間、結婚のコンシェルジュという、つるおか世話焼き委員会というものをつくって官民一体となって取り組んでいるようでございます。 そういった点から、本宮市でもそういう官と民、世話好きな方もいるんですよね、世の中ですから。私はそういう方向で進んでもらいたいなというふうに思っているんです。仮称ですが、例えばそういう委員会ができれば、私も好きなのでそこで活動してやっていきたいというようなことも思うんですが、その辺どうなんでしょうか、伺っておきます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 婚活支援の取り組み、さまざまな自治体で取り組まれているということで、議員の研修先でもそういうような組織がつくられて活動されているということでございます。 婚活支援の体制につきましては、地域の方々の協力はもとより、企業の方々、市全体での盛り上げ等も必要でございます。そういった観点から、今回、婚活サポーターのセミナーに出席いただきまして、さまざまな協力に対する意見も頂戴しているところでございます。 今後、市のこういった事業、イベント等も含めまして、推進していく上でそういったサポーターの方々の意見もいただきながら、どういった組織のあり方、仕組みがいいのか検討させていただきまして、最適かつ効果的な体制づくりに向けて進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 先ほどから婚活ということで、婚活の中でカップルが成立した場合、ちょっとした奨励金というようなものは考えているのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 結婚まで至った場合ですね、それは。 ◆7番(後藤省一君) はい、そうです。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長公室長。 ◎市長公室長(鈴木弘治君) ただいまのご質問にお答え申し上げたいと思います。 今回、さまざまな形で婚活の事業等を展開しております。婚活パーティーは非常に大きな意味のある事業でございまして、それらを経て結婚に結びついたという方は非常に市としても喜ばしく思うところです。 そういった方にお祝いの品といいますか、奨励金ということでございますが、通常におつき合いをして結婚に結びつくという方もございますので、そういった兼ね合いから今後、慎重にそういった点については検討させていただければというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) 当然、成果が出て結婚していただき、本市に住んでいただき、さらには子どもを産み育てていくためには所得の確保が何よりも大切なのかなと。生活の安定にもつながることだと思っておりますので、そこで、仕事の創出ということで市としてどのように捉えて考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 仕事の創出でございます。 本市が昨年策定しました総合戦略におきまして、定住・移住に不可欠な仕事の創出を掲げております。仕事の創出というのは、企業誘致による雇用の場の確保と新規の創業支援が中心になるのかなというふうに考えてございます。企業誘致につきましては、税収であるとか雇用の創出、人口増対策など、市が発展するための重要な要因であります。今後も継続して企業誘致に取り組んでまいりたいと考えております。 なお、国が進めております本社機能の地方移転によります優遇制度につきましても、本年9月の定例会で条例をお認めいただいているところでございます。 また、創業者の支援でございますが、市では、商工会や金融機関の民間事業者と新規の創業者が各種支援を受けられるように創業支援事業計画というものを現在策定しておりまして、国より認定を受ける手続を進めているところでございます。関係団体と連携を密にして、市の地方ビジネスの拡大に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君。     〔7番 後藤省一君 登壇〕 ◆7番(後藤省一君) ますます地方創生を進めるために婚活支援や所得の確保ということで推進をお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 7番、後藤省一君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時15分といたします。 △休憩 午後2時02分 △再開 午後2時13分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △国分勝広君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告4番、議席18番、国分勝広君の一般質問を許します。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 通告いたしました2点について質問をさせていただきます。 まず、本宮市公共交通のあり方についてであります。 市営バス、下樋・熱海線のルートの変更ということでありますが、これは今まで市民との意見交換会、議会の、この中にテーマとして出てきました。さらに、私がみずきが丘の町内会長と個人的に話をしたときもありました。 この下樋・熱海線でありますけれども、朝、下樋から岩根を通って、三本松を通って、青田を通って、本宮に来る、この路線でありますが、通学バスとしてもとみや台を回っていただけないかと。そして、五百川駅を通って、また…… ○議長(渡辺由紀雄君) 国分勝広君、もとみや台じゃなくて、みずきが丘の間違いじゃないですか、もとみや台ですか。 ◆18番(国分勝広君) みずきが丘です。そうですね。岩根を通って、みずきが丘を通って、五百川駅に朝、バスを回していただけないか、こういうことであります。 現在、岩根、荒井地区ですか、これ合併した平成19年は4,362人、平成28年3月では5,342人、人口としてプラス980人、世帯数として442人、こういう本宮市で一番人口が増加しているところであります。ちなみに、2番目は12区と14区160人、世帯数が165人、こういうことであります。みずきが丘、現在、何世帯あるのかというと550世帯、約1,900人から2,000人が住んでいるわけであります。 私も新岩根から現在は神座を回っていくわけなんですが、これ新岩根からみずきが丘を回って、三本松に回って、五百川に行く、こういうことであります。私が自分の車で40キロ以内でやってみたら、ちょうど約4分かかると、帰りもまた4分もしくは5分、合計10分、こうことであります。そうすると、五百川駅の下り7時16分、7時45分、上りは7時29分、8時12分の電車に乗れるだろうと。ただし、下樋、現在7時10分でありますけれども、10分ないし15分、早目に出ればの話であります。 この話をちょっとしたときに、今から3年前です、検討した経過があるということでありますが、どのような検討をしてその結果はどのようになったのかまずお聞きしたいのであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) おただしの市営バスでありますけれども、JR本宮駅から市内の岩根、下樋までの運行と、その先の郡山市熱海町まで運行している定期路線バスであります。マイクロバス1台で運行しております。確かに、岩根地区のみずきが丘団地、多くの方がお住まいになっている団地だと思っております。 検討の内容ということですが、現在、市営バスは往復で6便運行しておりますが、始発の1便を変更いたしますと全ての便が変更になってしまいますので、これらにより、現在ご利用いただいている方の影響も考慮しなければいけないということがございます。 それから、ルート変更ということでありますが、当時も実際ルートを歩いてみました。今、議員おただしの4分というお話でありましたが、我々が試走した限りではもうちょっとかかるかなというふうに思ってございます。 また、7時台の乗客のお話をされましたが、乗客の調査をしてみますと6時台の学生さんも7時台と同じぐらい多いということで、6時台の乗客の皆様も無視できない人数だなということで確認をさせていただいたところであります。 そういったところから想定される利用者数、利用料金と財源等の収支計画、こういったものを細かく調査・検討して陸運支局のほうに申請という流れになってまいりますので、まずはそういった現状の調査をさせていただいているという状況でございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 今、乗客数ですか、7時10分、これは1年間750人、243日、平均1便3.8人と、こういうことでありますが、1週間ほど前、五百川駅にちょうど雨降った日ですか、朝6時半に着いて8時ごろまでいましたけれども、これは子どもがどんどんふえたときにまず第一に親が助かると、子どもはどっちでもいいでしょうけれども、親の送り迎えが少なくなるだろうと、こういうことであります。 その逆ですか、下樋・熱海線、本宮発で行きますとちょうど三本松の辺で15時33分、それと16時53分、これは帰りの便ですけれども、こういうことで親の負担、迎えに行かなくてはならないとか、これ別にみずきが丘を対象にしたわけでなくて、岩根、荒井地区532人を対象にして考えるべきだろうと、こういうことであります。 結果、これからどのような考えで検討するんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市民部長。 ◎市民部長(坂上清彦君) 今後の進め方ということでございますけれども、議員も調査の中でいろいろと調査をされているようですが、先ほど申したような調査検討項目が多岐にわたってまいりまして、運送事業者のほうにも確認したところ、ルートをただ単純に変えるだけということにはいきませんよと、全く新しい路線と同じような作業が必要になってまいりますよということで、一概にそれを回しても利用者数とかが合わなくなった場合大変なことになってしまいますので、そこは調査をしっかりとしてから踏み込むべきでしょうというアドバイスをいただいておりますので、そういったところを踏まえた中で少し時間と費用を要することになりますので、今すぐ路線変更はちょっと困難かなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 今後検討するべき課題だろうということで、2番目に移ります。 合併支援道路の新設に伴う高木公民館の移築についてであります。 移築場所の選定が主権者である住民不在の行政ではないのだろうか、情報の公開が不十分でないのかということでありますが、この質問の前に私の理念を30秒ほど述べさせていただきます。公平・公正、民主的な情報公開のあり方ということであります。 民主主義は納得のプロセスが大事なことであります。その基本は住民自治であります。行政の役割は公共課題の解決であり、主権者は住民であります。住民あっての役所であり、議会であります。そもそも役所や議会は、主権者の下にいて住民の幸せのために頑張る組織であり、全く対等か一歩下がった位置にあるべきだろうと。ですから、当たり前に行政の情報を公開し、説明し、お互いに話し合うことが基本であります。住民自治が機能するには情報公開と住民参加が基本であります。こういう理念で質問させていただきます。 この一番の原因は、高木地区振興会というんですか、この中の一人が、高木公民館、議会にはどのように説明があったのか話を聞きたいということで、私が行ったわけであります。あなたたちの考えはどうなんですかと、こう聞いてみたわけなんですが、どのような人が参加しているんですかということで名簿をいただきまして、これ10人に聞いてみました、一人の話では公平感が保てないということで。市にも答申してあるはずだけれども、大体半数以上、大方の人がB案であると、こういうことでありました。 私も9月2日の教育委員会の会議録をちょっと調べてみたんですが、当事者意識が余りないのかなと、この教育委員会に、そういうふうに感じたのであります。 最初の質問でありますが、高木地区振興会というんですか、これと教育委員会、5人いるわけなんですが、この人たちとの事前の話し合いというものがあったんでしょうか、ないんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 教育委員会委員の皆様とそれから高木地区振興会の方々との事前の話し合いということでございますが、これに関しては直接話し合いの機会は設けておりません。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) その振興会と教育委員4人ですか、委員長まで入れて5人、この会議内容、記録というものはどのようなものなんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) まず、教育委員会の会議でございますけれども、定例の教育委員会、それから今後の方向性なり施策の検討ということでの協議会という2種類がございます。定例会に関しましては、当然、会議は公開されますし、議事録等につきましてもホームページ等で公開をしているという状況でございます。 また、もう一方の委員協議会につきましては、会議は非公開、内容については会議報告という形で内部で記録をとどめているという内容でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 会議は非公開でも結構ですけれども、その会議録は普通作成すると思うんですが、それもないんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 委員協議会に関しましては今申し上げましたように記録はとってございます。ただ、内部の資料ということではございましたが、先日、議員のほうからお話がありましたので、その部分については公開をさせていただいております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) これは、問題の発端は平成26年9月2日の会議録でありますけれども、平成26年7月24日、生涯学習センター長の発言でありますが、合併支援道路につきましては平成26年度中に物件調査を行い、平成27年度に買収、補償を行うという、並行して基本的に着手したいと考えております。平成26年、基本設計、平成27年、実施設計と建築確認。委員の質問でありますが、舟場というのはどこですか、材木屋さんのところですね、そうです、こういうふうに答えている。これまでに住民参加、さきに言った、こういうことをしなかったからこういうふうになる。位置決めというものはその後でやるべきだろうと。 ここに、公共事業の構想段階における計画策定プロセス指針、こういうものがあるわけでありますが、「社会資本整備を進めるに当たっては、透明性、公平性を確保し住民・関係者等の理解と協力を得るため、住民参画の取り組みを推進することが重要であり、このことは社会資本整備重点計画法に基づき策定された社会資本整備重点計画において位置づけられている」と。 ここで重要なことは何なのかと。まず住民参画促進であります。「構想段階における計画策定プロセスにおいて、住民・関係者等の当該計画に対する意見等の把握、当該計画に対する理解の促進を図るとともに、把握した意見等を計画検討手順、技術・専門的検討において活用し、よりよい計画を策定するため、住民・関係者等との適切なコミュニケーションを確保する住民参画が重要である。 構想段階における住民参画の促進にあたっては、双方向コミュニケーションとなるように、次の4点に留意する。住民参画の進め方について早期に交渉すること。計画策定者から積極的に情報提供を行うこと。住民・関係者等に対し、適切な参画の機会と期間を確保すること。住民・関係者等からの意見・質疑等に対し、真摯に対応すること。」 その次に重要なのは複数案の設定であります。「計画策定者は、課題を解決するための適切な計画を決定するため、複数案を設定し比較・検討することを基本とする。その際に、各案の得失を明確にするために複数案の設定理由を説明することが望ましい」と、こういうことになっているわけなんです。 こういう形で本来は進むべきであろうと。こういうガイドラインというものを知らなかったということなんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) ただいまお話をいただきましたガイドラインの内容につきましては十分承知をしているところでございます。 お話しいただきました平成26年7月の教育委員会定例会の内容がございます。当時の状況を経過を含めて申し上げますと、当時、福島県から示された合併支援道路の整備スケジュールがございましたけれども、その中で、高木地区の公民館につきましては平成26年度中に物件調査、平成27年度に用地買収を行いたいというものでございました。このため、県の道路の整備スケジュールに合わせまして早急に新しい公民館の移転候補地を選定する必要が生じましたので、内部検討の結果、地域の皆さんが集まりやすいところ、それからまとまった面積を確保できること、さらには高木地区の場合は大部分が埋蔵文化財の包蔵地の指定ということでございますので、これらの観点をいろいろ検討した結果、内部の案として舟場地内を選定いたしました。 その内容につきまして、平成26年7月の教育委員会の定例会、さらには市議会の会派代表者会議に報告をさせていただいたものでございます。 その後、合併支援道路が3年延長されたということで、時間的にも地域の皆様とのやりとりができる余裕ができましたので、改めて高木地区振興会の皆様と意見交換、協議・検討しながら候補地を選定していただいたという状況でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) まあ言ったとおりでしょうね。場所選定は一番後、それなのに一番先に決めたと、それも一番金額が高い土地であったと、こういうことであります。 行政の枠を縛っているのは地方自治法でありますけれども、憲法92条、地方自治の本旨に基づいてこれを定める。本条は、性格、目的を明示するものである。同時に運用する場合の指針となるものである。要は、本条を憲法の規定に合わせて熟読玩味し、その目指すところを常にはっきりと把握しておくことが肝要である、こういうことであります。 地方自治法の総則、第1条、地方自治の運営は住民全体の福祉の増進を図ることにあるが、それは住民自身の責任において民意に基づいて民主的に行わなければならない。同時に、チープガバメントの実現を確保し、最少の経費で最大の効果を挙げる行政であることが強く要請されるものであると。チープガバメント、私の解釈では節約し安く上げ、住民負担の軽減を図る自治体と、こういうふうに訳すのであろうと。 その次に、1条の下に第2条があるわけなんですよ。地方公共団体がその事務を…… ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員に申し上げます。質問でありますので、そうやって読み上げるのも結構ですけれども、まず質問をしてください。質問を主に行ってください。 ◆18番(国分勝広君) このチープガバメント、一番高い土地を選ぶと、これが地方自治法の第1条から外れているんではないのかなと、このように思いませんか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長、質問者は、要は高木地区公民館が最終決定に至ったのは独善的じゃないかという意味で質問しているわけですから、最終決定に至った経緯をしっかりと説明してください。 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 公民館の移転先の選定についてお答えを申し上げたいと思います。 さきの全員協議会でも報告をさせていただきましたとおり、高木地区振興会の方々より3つの移転候補地を提案いただきました。それはことしの3月でございます。それら3候補地全てにつきまして比較検討し、9月2日に開催されました定例教育委員会におきまして最終的に舟場地内が選定されたということでございます。 ただいま一番高い土地にというお話ございましたけれども、確かに、ほかの2つの候補地は農地でございます。宅地と農地、比較をすれば当然宅地のほうが単価は高くなりますが、公民館を建設する場合、土地代だけの問題ではございません。当然、農地につきましては大規模な造成工事が必要になりますし、現況宅地という場合にはもう既に宅地化がされておりますので、最小限の造成工事をして直ちに建設ができるというものでございます。 教育委員会といたしましては、トータルコストを比較した上で3候補地ともそんなに差異がない事業費が試算されましたので、一番地域の方々が利用しやすい、集まりやすい、さらには利用できない期間、これが舟場地内の場合は2年程度で新しい公民館が建設できるということでございますので、このような経過のもとに舟場地内を選定させていただいたということでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) まず、その舟場、材木屋さんの土地、ここに建物を建てる予定なんでしょうけれども、これ700平米、212坪、鉄骨づくり、平米33万円から35万円かかると。これを計算すると2億3,000万円から2億4,500万円。事業費総額が4億円。そうすると、2億4,500万円の仮に建物代を引くと土地代が1億5,500万円になると、こういう計算。 私、前にも質問したと思いますが、合併支援道路から等距離に土地があるでしょうと。約1,000坪か、ここ農地ですから、辻ですか、この辺の相場とすれば坪6万円、6,000万円で、それを足しても9,000万円か1億円でできると。1億5,500万円と1億円ではこういう違いが出るんですよ。 ですから、何でチープガバメントという地方自治のあれをしないのかなと。簡単に言えば公金を支出するわけですから、家族経営の従業員でやっている会社とは全然違うわけですから。家族経営であれば、それこそ3,000万円の車に乗ろうと5,000万円のクルーザー買おうと別ですけれども、ここがちょっとおかしいなと。これB案計算してみると、仮に4,500平米、1,360坪を5万円で買えば6,800万円であると、こういうふうな価格の比較、これどういう理由で出てこないのかなと。 この第2条14項にあるでしょう。住民の福祉を増進することはそもそも地方公共団体の存立の第一義的な目的であり、これに努めなければならないのは言うまでもないことであるが、同時に、地方自治は住民とその負担によって運営されるものである以上、常に能率的かつ効率的にされなければならない。また出てきますけれども、すなわち最少の経費で最大の効果を挙げることが強く要請される。この金額からすれば全く逸脱しているだろうと、このように思うんですが、その辺の見解というんですか、お聞きしたいんですが。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育長、答弁の前に申し上げますが、質問者の意図をきっちりと把握して答えてください。要は、市は独善的に、高木地区の住民の了解なしに、理解なしに決めたんじゃないかということを質問しているわけですから、それに沿った答弁をきちんとしてください。 教育長。 ◎教育長(原瀬久美子君) これまで部長も説明してまいりましたけれども、きちんと段階を踏んで一つ一つを乗り越えてきております。 それで、高木の代表の方々がお集まりいただいた中でもしっかり説明をして、ここにしましたと。今後については、きちんと高木地区振興会の方々のご意見を伺いながらしっかり設計に入ってまいりますということで進めてまいっているところですので、ご理解ください。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 今そのようにおっしゃいましたが、この一番先の平成26年7月24日の委員会記録、これはここありきと、これ一つしか出さない。さっき言ったでしょう、複数案を出すんですよと。こういう指針、ガイドラインからまるきり外れているし、金の話だって、金額ですか、全然地方自治法にのっとっていないと。ここが私はおかしいでしょうと、こう言っているわけなんですよ。 それではお聞きいたしますけれども、本宮市の人、特に高木の人が一番知りたい質問であります。------------------------------------------------------------------- ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 答弁いたしますが、それはちょっと公私混同も甚だしい質問だというふうに思っております。先ほどから、この件につきましては教育委員会案件であります。教育委員会の方々があの土地の優位性を図ってあそこに公民館を建てたいというふうな話をした。それと私のこととは全く関係のないことでありますし、それはそれで当然、何回言ってもおわかりいただけないんであればそれはそれでしようがないかもしれませんけれども、舟場の優位性はそこにあると。 それから、先ほど来議員の話を聞いておりますと、そこの中での造成費が全く含まれていない独自の換算の中でやっている。教育委員会も議員も私どもも、その件については全くの素人であります。その中で技士の方にしっかりと試算をしていただいて、これは行く行く進んできた中で、これは議員、当然ご存じのことと思いますけれども、単価の公表とか何かは契約時のことでできないというふうなことがあります。そういう中で私も全くそれはわかりません。出てきた数字がほぼ変わらないというふうなことで、優位性を見つけて、そこにしていきたいという教育委員会の結果でしたというふうなことで私は報告を受けておるところであります。 今、------いろんな話がありましたけれども、それを本会議の議場の中で私に言われることは非常に遺憾でありますし、私はそれとこれの立場の区別はつけているつもりでありますし、市長として公平にそのことについて判断させていただいているというふうに思っております。できれば取り消しをいただきたい。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) ですから、そこまで言うんであれば、この平成26年7月4日の会議録で、ここで決めますと。ですから、そのときは大体複数案を出すのが指針でしょうと。公共施設の常識というものじゃないのかなと。常識もなくて、いきなり1つ出してここに決めます、こういうやり方が民主的なんでしょうかね。 ○議長(渡辺由紀雄君) まず、今、市長の答弁の中にありましたが、先ほどの文言は取り消していただきたいという話がありました。このことについては、国分議員、どうしますか。----------------------やはりそういった臆測で話すことは違うなと思いますので、それは取り消しますか。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 議長、しかし高木の人が一番知りたいことはここだと、こういうことなんでありますが。 ○議長(渡辺由紀雄君) そういう週刊誌みたいなこと言わないで、きちんと議員は事実に基づいてやはり発言をしてください、議員としてそれは。単なる誹謗中傷になってしまいますから、それは厳に慎むべきだと思いますよ。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 今の質問は、ではなかったことにいたします。 しかし、住民は自治体が住民の生活を支えるというために納税をしているわけなんです。先ほどの地方自治法にこれは外れているだろうと、こういう質問にはどのように答えをしていただけるんですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長、質問者は、あくまでも1カ所を提示されてそれありきで決めたんだろうということをおっしゃっているわけですから、その辺の事実関係はしっかりと述べてください。そうでないといろいろな誤解が生じます、お互いに。 ◎教育部長(後藤章君) それではご答弁を申し上げます。 平成26年当時のお話をされました。当時、合併支援道路の事業計画、平成29年度までという期限が切られていたという状況の中で、平成27年度にはもう公民館を取り壊さなければいけないという全体的なスケジュールの中で動く必要がございました。もう残り1年しかないというような状況の中で内部で検討させていただき、当然、まずはすぐに活用できる市の土地、それから先ほど申し上げました利便性の確保、さらには文化財に支障がないところということで内部検討しました。複数の候補地が出ましたが、最終的に3候補地に絞りまして、その中から内部の案として舟場地内を選定し、教育委員会のほうに報告を申し上げたという経過でございます。 その後につきましては、繰り返しになりますが、合併支援道路の事業期間が3年延長されたことによりまして、改めて地区の振興会の方々から、ここがいいだろうという候補地3カ所を提案していただいた中から種々検討の結果、舟場地内が優位性が高いということで選定をしたものでございます。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) ですから、平成26年12月に言ったでしょう、辻もあるんじゃないですかと。大体同条件ですよ、合併支援道路から四、五十メートル、南の話ですから。何でこういうところも検討に入れないで、ここだけ。最初から、ここからおかしいんですよ。住民参加でそういうふうな形で決めなくて、教育委員会だけでここですと。ここが高木の住民の不満の原因じゃないですか。だから、さっき言ったでしょう、国交省のガイドライン。ああいう形にのっとってやらないからこのようになっているんじゃないですか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 平成26年のことを質問者はおっしゃっていますね、平成26年の時点。最終的に今回の決定は平成26年じゃなくて複数の案からということであって、これは堂々巡りになりますよ。こんなことはいつまでもやっているものじゃない。 それで、結局、要は住民の理解を得られないままに決定したのかというのが一番の問題点であろうと思います、これは質問者の意図としても。その辺をしっかりと説明するべきですよ。3カ所のうちから1カ所を選んで、それは住民の理解のほかで選んだのかといった趣旨で質問をなさっているわけですから、その辺に対してきっちりと答弁をしてください。 発言しますか。     〔発言する人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) では暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時52分 △再開 午後2時53分 ○議長(渡辺由紀雄君) 再開いたします。 答弁できますか。 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) それではお答えを申し上げます。 まず初めに、議員からお話のありました辻地内の土地の関係でございます。高木地区振興会から提案をいただいた3候補地の中には辻地内は入っておりませんでしたので、当然、選定の候補地として検討はしなかったものでございます。 ただ、お話をいただいていた経過もございましたので、私どものほうで内部で調査をした結果、ちょっといろいろ事情がある土地だということでございますので、なかなかそこにいくのは難しいだろうという状況で確認をしたところでございます。 さらに、教育委員会で選定をいたしました舟場地内につきましては、ことしの10月6日に地区振興会役員の方々にお集まりをいただき、選定の経過及び結果について報告をさせていただきました。当日、役員の中からはB地区がいいだろうというようなお話もいただきましたけれども、やはり舟場地内ということで選定したのであれば、よりよい施設になるよう地元と十分相談しながらこれから設計を進めてほしいと、それから、どうしても水害のイメージがある場所でございますので水害対策をきちんとやってほしいというような要望をいただいておりますので、それらの意向に沿った形で今後十分進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長、今答弁にありましたが、結局はその報告で了承を得たということなんでしょう、その会議では。その辺をしっかりと事実関係を述べてください、それで了解を得たと。 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 10月6日の説明会、報告会の際には説明をさせていただき、最終的には皆様のご理解を得たというふうに思っております。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 部数がそんなに出ているわけではない週刊誌を読んだ人の話では、これは上からおりてきた話だと、上同士で。下から上がってきた話でない。だから複雑なんですよ。 ここに「執行機関の義務」、地方自治法138条の2とここにありますが、「地方公共団体の執行機関は」、規則その他の規程に基づく公共団体の事務を、「自らの判断と責任において、誠実に管理し及び執行する義務を負う」、この解釈及び運用について、今までの運営の実際にほんの少しではあるが権限を逸脱したり、あるいは拘束を受けるべからざるものの拘束を受け、特定の利益に奉仕するなどのことに起因し、執行が公正になされていないことが少なからずあったと。 拘束というのは威力、偉い力と威嚇の意味ですけれども、ですから、これは上からおりてきた話だから、こういうふうにあなた方はよその違うところを探さなかったと。普通、一般市民から考えればこういうふうに考えていますね。下から上がって、土地を職員が探して、ここもある、ここもある、こう上がってくればボトムアップ、何でもないんですよね。そういうことであり、コンプライアンスの遵守、結局、社会のルールを守って行動するようにするべきだろうと、私はこのように思います。 ついでに言いますけれども、社会のルールとは何だと。民法第1条「総則」、信義誠実の原則であります。社会共同体の運営は相互信頼に基づいて誠実に行わなければならない。権利の行使、義務の履行も同様である。権利の濫用を許してはならない、こういうことである。何かここから外れている。上から来ると俗に言う天の声ですか、威力とかそういう形で来るのは社会のルールに反していると思いませんか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 教育委員会の決定事項として、まず私に報告があった内容を答弁させていただきます。10数名の方々が集まって、そのうちの2名の方からB案がいいんではないかという強い意見があった。その中でいろいろ説明をしていく中で舟場地内で了解をいただいたというふうなことであります。 それから、天の声かトップか何かわかりませんけれども、そのことのあれは一切ございません。あの当時から全員協議会でも、おいでになられた議員の皆様方、当時ですからいらっしゃらない方もおいでかと思いますけれども、複数案出していただいて、そしてあの遺跡の問題やら何やらでいろいろと難しいという、職員の方々も頭を抱えていたというふうなこともあります。そして、議員からご提案いただいた土地についても真摯に調査をさせていただいて、なかなか難しいという結果が出たというふうなことでの今の議員とのやりとりだというふうにご理解いただければありがたいというふうに思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕
    ◆18番(国分勝広君) まあ、---------------     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長、ちょっと待ってください。 今、国分議員、非常に不適切な言葉であります。それは取り消してください。それは議長命令です。     〔「いや、謝罪をお願いします」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 取り消してください。 ここは議場なんですから、臆測やらそうしたものに基づいた話はしてはいけないですよ、議員としては。しっかりと事実に基づいて、そして民主主義に基づいた決定に行くべきなんですよ。そのことをきちんと踏まえて発言をお願いします。     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 市長。 ◎市長(高松義行君) 議員に対して私も真摯に答弁をさせていただいておりますし、教育委員会としても真摯に答弁をさせていただいているつもりであります。その中で意見の食い違いがあるということについては理解をいたします。しかし、---------------------そういう発言については我々職員に対する侮辱であります。これはしっかりと訂正して、議事録から削除し、謝罪を求めるものであります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 国分議員、いかがいたしますか。 国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 今の発言は取り消させていただきます。     〔「謝罪もしてください。職員にもですから、これは」と言う人あり〕 ◆18番(国分勝広君) 先ほどから地方自治法を逸脱していると。この答えはまだいただいていないんですが、その辺どのようになっていますか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 副市長。 ◎副市長(佐々木広文君) 今の問題等々の中で休議を求め、議運を開いていただければと思います。お願いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 暫時休憩いたします。 ただちに議会運営委員会を開催いたしますので、第1常任委員会室にご集合願います。 再開はおおむね3時15分ごろといたします。 △休憩 午後3時02分 △再開 午後3時18分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。 先ほど休憩時間中に議会運営委員会を開催いたしまして、先ほどの18番、国分勝広議員の発言に対する対処法を協議いたしました。 その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 11番、渡辺善元君。     〔議会運営委員長 渡辺善元君 登壇〕 ◆議会運営委員長(渡辺善元君) 先ほど議会運営委員会を開催いたしましたので、その内容についてご報告申し上げます。 内容につきましては、先ほどの国分議員の不適切な発言についてであります。結果といたしまして、不適切な発言の取り消しと謝罪をいただくという結論にいたした次第であります。 以上、報告といたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 先ほどの私の発言につきましては大変不適切でありました。おわびして謝罪をいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 取り消すということでよろしいですね、取り消しで。     〔「はい」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは一般質問を続行いたします。 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 先ほどの地方自治法の住民と責任、その答えをまだ頂戴していないんですが。そこから逸脱しているだろうと、こういうことでありますが、その答えはまだもらってないですから。 ○議長(渡辺由紀雄君) 教育部長。 ◎教育部長(後藤章君) 繰り返しになりますけれども、地域の方々から選んでいただきました3つの候補地、市のほうに提案をいただきました。この中から市として検討して建設地を決めてほしいという内容でございましたので、教育委員会として舟場地内を選定したという経過でございます。 地方自治法のお話ございましたけれども、抵触するようなものではないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君。     〔18番 国分勝広君 登壇〕 ◆18番(国分勝広君) 市民に誤解をいただかないよう社会のルールを守って、信義誠実の原則を守って疑惑をいただかないような行政を強く要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 18番、国分勝広君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は3時35分といたします。 △休憩 午後3時22分 △再開 午後3時32分 ○議長(渡辺由紀雄君) 休憩前に引き続き会議を行います。----------------------------------- △石橋今朝夫君 ○議長(渡辺由紀雄君) それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。 次に、通告5番、議席2番、石橋今朝夫君の一般質問を許します。 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 議席番号2番、石橋今朝夫。 ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従いまして3点ほど質問させていただきます。 まず最初に、2018年からの米の生産調整の廃止についてということで質問させていただきます。 2018年産からの生産調整の見直しについて、一部の有識者などは、米の需給調整の責任を現場に押しつけるもので、結果的に市場原理のもと競争に負けた産地が切り捨てられるとの見方を示しています。水田農業は、日本人の主食である米の安定供給はもとより、地域社会や経済、暮らし、伝統・文化などを育む基盤として大きな役割を果たしております。中山間地域を含め米生産を支えている多様な農家の営農意欲を官民挙げて後押しし、農家が安心して経営継続できる体制づくりを急ぐ必要があると考えられますが、市の考えを伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 生産調整に対するご質問でございます。 国は、主食用の米が生産過剰となり価格が下がるのを防ぐために生産目標を決める生産調整、いわゆる減反政策を昭和46年度から継続しておりまして、本市におきましても平成28年産米では58.7%と設定しております。 国では、平成25年に発表しました新たな農業・農村政策の中で、平成30年産米から生産数量目標を定めずに、生産者や集荷業者等が需要に応じてみずからが生産を決定し、経営の自由度の拡大を目指すとしたものでございます。それにあわせまして、1反歩当たり7,500円の米の直接支払い交付金も廃止するという流れでございます。平成30年度からは生産者が自主的に市場の動向を見て生産に取り組んでいく視点が必要となりますが、過剰生産による米価の下落や販売不振に至らない対策が必要であると考えております。 福島県は、原発事故によりまして、一部、米づくりができない特異な地域であると考えます。今後は、避難区域が設定されました12市町村でも営農が本格的に再開されれば、米の生産量も大きく変化が生じるものと考えております。平成30年の減田政策廃止につきましては現時点では決定はしておりますが、平成30年以降の具体的な国からの情報が示されていないという状況でございます。市としましては、その早い情報収集と情報提供をしてまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 2018年産からの生産調整の見直しは、国による生産数量の目標配分に頼らず、生産者とか集荷団体が中心となって需給に応じた生産に取り組んでいくようになっております。また、生産者の一部には、2018年から自由につくれるものと誤解をしている人も多くおります。2年連続で超過作付を解消した経過がなし崩しにならないような対応が必要であります。 目標配分がなくなった場合どれだけつくればよいのか判断できない、目標がない状況で自主的に調整すると需給バランスが崩れて米の価格が下落します。混乱を避けるために、生産者に対し目標配分がなくなった場合についてのさまざまなアンケートを行ってみてはと考えますが、お伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) まず、農業者に対するアンケートでございますが、昨年度、全農業者を対象に実施した経過がございまして、回収率が45.3%でございました。前回のアンケートにつきましては生産調整廃止のテーマに絞ったものではございませんでした。栽培状況、後継者の問題、耕作放棄地の問題、風評等のさまざまな問題に対しまして、今後の営農の考えなども含め、アンケートをとってご意見をいただいたところであります。 その内容を分析しますと、今後の農業経営に直接影響を及ぼす米価の動向を懸念しているという声が多く寄せられました。今ご質問ありました生産調整の廃止に伴いまして各生産者がどれだけ米を今後つくればいいのかと、判断ができない生産者の不安は市としても理解しているところでございます。現在、県の水田農業産地づくり対策推進会議におきまして、生産数量にかわる目安の必要性について議論をしているところでございます。 先ほどの答弁と重なりますが、平成30年以降の米減反廃止の流れについてよく情報が来ていない中で、国や県から示される情報を正しく農業者に伝えることに努めまして、判断材料と正しい理解のもとで今後も営農が維持できるように支援してまいりたいと考えます。現時点におきましては、平成30年以降の体制がはっきりしていない中でアンケートをとってそのデータを活用していくという具体化ができないのではないかという考えから、アンケートを現在実施するという計画は持っていないところでございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) アンケートが45.3%ということは、半分以下で、もう少し関心を持ったほうがいいのかなと思います。 次に、2018年産から戸別補償が廃止になります。農業経営の安定化策として農家の収入保険制度の導入を勧めております。加入の条件は、収入を適切に把握できる、または青色申告者が対象です。青色申告を5年間続けた人が基本です。 しかし、現状では青色申告実施者が総農家数の2割程度にとどまることや、新規就農者への対応などを考慮し、加入申請時1年分の青色申告の実績があれば加入できる仕組みでスタートする予定です。収入保険制度であり、農家の方全員が加入できるように取り組むべきと考えます。 また、本市において認定農業者や青色申告者は何名ぐらいいるのかお伺いします。 また、今後、収入保険制度への加入の必要性、白色申告者に対して青色申告の普及推進を図っていかなければと考えますが、伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 産業部長。 ◎産業部長(柴田久幸君) 平成29年度をもちまして減反政策は終わりますが、経営所得安定対策の中で、ナラシにつきましては当面継続する考えが示されております。また、TPP参加を背景として、自然災害に加えまして価格低下による収入減少を補填する収入保険制度の導入が国のほうでは予定されております。議員ご質問のとおり、この収入保険制度につきましては青色申告者が加入できるものとなっております。 ご質問のありましたまず認定農業者の数でございますが、平成27年からナラシに加入できる対象となったのが認定農業者と集落営農者、認定就農者に限定されておりまして、本市における認定農業者の数は現在161名となっております。また、農業収入のある方で青色申告をされている方が平成27年所得分でありますが169名、白色の申告者が1,378名となっております。 今の国の制度の中では青色申告でないとこの保険に入れないという現在の考え方でありますので、今、議員からご質問あった内容につきましては、今後、国や県のほうにいろんな機会を捉えましてお話しをしていきたいと思っております。 2点目の青色申告の普及のところでございます。新たな農家の収入保険制度につきましては、現在、国の有識者会議で議論を進めておりまして、11月22日にも直近では開催されたところでございます。現時点でのこの有識者会議の中での解釈としましては、白色申告を行っている方がこの収入保険制度に加入する場合は来年の3月15日までに青色申告の承認申請を行わなければならないと。青色申告をする場合は、1年前にその申告を税務署のほうにしなければならないという決まりがございます。 しかしながら、この青色申告につきましては、そのメリットを生かすために複式簿記による記帳が必要となるなど、従来の白色と比較しますと会計処理の複雑さが伴うということから、簡単に農業者の方が青色申告に移行することはなかなか難しいのではないのかなというふうに捉えております。 今現在、この保険制度はまだ設計の段階でありますので、この件につきましても、詳細内容が判明しました段階でスムーズな情報提供を農家の方に行ってまいりたいと考えております。またあわせまして、青色申告会への加入など、申告のサポート体制につきましても努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 青色申告者169名に対して白色が1,378名ということはかなりの人が、ほとんどがやっていない、私もやっていないんですけれども、これは、来年の確定申告の時期にも説明というんですか、普及できるように推進していただきたいと思います。 政府による生産調整、2017年産の最後の生産数量の配分が最近決定しました。農家では2018年以降のあり方にも強い関心を持っております。混乱を避け、米価の下落を防ぐためには、今後も引き続き生産調整が必要であると考えております。 続きまして、冬期間の道路の安全対策ということで質問させていただきます。 冬期間の市道維持管理について市民からの要望や苦情が多く寄せられると思っております。積雪があった場合、迅速かつ安全に除雪作業を行わなくてはなりません。昼夜を通して除雪作業を行う関係者の皆様方には深く感謝を申し上げます。 毎年、雪が多く降り積もり除雪が行われますが、市民の要望に対し対応ができていないのではないかと思います。除雪対象路線をふやすことはできないのかお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 除雪についてのおただしでございます。さきの質問、後藤議員への回答と重複する場合はありますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず、除雪の基準でございます。積雪深がおおむね15センチ前後となりまして除雪が必要と判断した場合には、あらかじめ委託契約を締結しました業者さんに除雪を依頼しております。また、それ以下であっても、状況によりまして柔軟に対応しているというのが今の状況でございます。 除雪順序につきましては、1次除雪路線としまして主要幹線道路及び路面凍結危険箇所、2次路線といたしまして通園・通学支援バスの運行道路、3次除雪路線といたしまして主要集落を連絡する道路や通学路線となってございます。この1次、2次、3次を合わせますと、今現在、本宮市では約300キロ、車道についてございます。歩道については33キロほどあります。 これは、今委託している業者さん約30社ほどあるんですが、手分けしながら、1次、2次については通勤・通学に支障のないようにまず進めると。その後3次路線のほうに入るわけでございますが、議員おただしのように、路線数は300キロありまして、全部対応するのには時間と経費がかかります。路線数をふやすのではなくて、例えば危険箇所があればそこの除雪をすることで、ある程度、交通が開放されるんであれば、そういうことで対応してまいりたいということで、今までも通報があったところについては現地確認をしながら対応をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 除雪作業は全て行政が行うというわけではなく、市民の力でできるところは市民にお願いをする、市民ボランティアなど協働の力によって市民生活の安全・安心を確保することも重要であります。しかし、どうしてもできないところがありますから除雪対象路線の増設をお願いするわけであります。再度お伺いいたします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 繰り返しになりますが、路線数をふやすのではなく、もし危険な箇所があるのであれば通報いただいて、委託業者さんのあきぐあいを確認しながら早期に対応してまいりたいという方針でありますので、ぜひご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 昨年の12月の定例議会でも一般質問をさせていただきましたが、滑りどめ用の砂設置箇所の見直しと維持管理についてであります。改善された点も多く見受けましたが、凍結箇所への融雪剤等の設置場所や置き方ももっと工夫をすべきではと思います。看板の後ろに置いたり地べたに置いてあるので目につかない。また、ペットボトル等に入っているので少量で手間がかかる。空っぽになってもなかなか補充されていない、誰が補充するのか。 昨年の答弁を伺ったときには、警察署や交通安全協会の各分会の協力を得ながら実施していると伺いましたが、実際に通行してみますと行われていない場所がたくさんあります。今後の考えを伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 凍結防止剤の対応でございます。 議員おっしゃるとおり、雪がちょっと降りますとその場所がわからないというのは私も経験してございます。これにつきましては、少し工夫をしながら見えやすいところに設置したいと、これは話をさせていただきました。 また、ペットボトルによる融雪剤なんですが、これは融雪剤をそのまま手でさわりますとやけどをするおそれがあります。また、25キロの袋では重いという話があって、あえてペットボトルに入れたという経緯がございます。ただ、その後の補充はどうかというと、なかなか対応できなかった面もあるのかなというふうに思っております。 これにつきましては、交通安全協会の分会長さんとかに話させていただくなり道路巡視の際に補充するなりして、この辺は少し見やすいような工夫と、さらには必要なところにはペットボトルのほかに融雪剤を袋で置いておくような工夫をしてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 1年中、ドラム缶に砂を入れたまま路肩に置いてあります。ドラム缶に草が生えたまま。時期が終われば片づけておくと景観もよく、長もちもします。草の生えた砂、凍った砂、いざ使いたくても使えないのが現状であります。 ドラム缶の設置についても昨年伺いましたが、改善されておりません。土のうを積んだところの上にドラム缶を横に置きますと、その中に入れておけば雪や雨も入らず取り出しやすい、目につきやすいということで、よそのところではそういった場所が多く見受けられます。今後の設置方法も再度伺います。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(渡辺由紀雄君) 議長より申し上げます。 ただいま2番、石橋今朝夫君の一般質問の途中ですが、お諮りいたします。 ただいま午後3時55分であります。議事運営上、時間を延長したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、時間を延長し会議を行うことに決しました。----------------------------------- ○議長(渡辺由紀雄君) それでは続行いたします。 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 石橋議員のご質問ですが、なかなか目立たないということでございます。建設部といたしましては、融雪剤の配付とか砂の補充とか、なるべく道路巡回の際に補充するなり目印ができるようにしたいと思いますが、交通安全協会は市民部のほうの所管でもありますので、この辺は連携しながら、誰も使ったことのないような箇所がないように気をつけながら巡視してまいりたいと思っております。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 設置してある近所の方に話を伺ったところなんですけれども、置いてあっても誰が散布するのかわからない、こんな小さなペットボトルでなくてもっと大きな袋だといいなと、危険だと気づいたときは寒くても振ってやるのにという話を何回か伺ったことがあります。これから設置するわけなんですけれども、その際にやはり近所の方には声をかけて、気づいたときには振っていただけますかとか、そういうふうにして声をかけてお願いして歩くべきではないかと思います。その辺少し。 ○議長(渡辺由紀雄君) 建設部長。 ◎建設部長(橋本久雄君) 今までもやらないわけではなかったんですが、危険箇所を重点的に、凍結防止剤の散布協力の市民ボランティア様方がいらっしゃいますので、その辺のボランティアさんの増員を目指しながら、交通安全協会分会長さん、あと区長さんのほうにも相談しながら進めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) これからますます寒くなりまして凍結箇所が出てくるようになります。十分に注意していただきたいと思います。 続きまして、高齢者の支援ということで質問させていただきます。 少子・高齢化が叫ばれて久しくなりますが、特に高齢化に伴う現象は深刻なものがあります。健康に老いるなら結構でありますが、健康面では問題ないのに認知症で悩むといった問題も少なくありません。 また、最近報じられているのは、ひとり暮らしの方が急病で誰にもみとられずに亡くなり、訪ねる方もなく何日も放置されてしまう問題や、これから寒くなりますと、ストーブの後始末で火災により焼死するような悲しい事故がニュースで流れます。 非常に忙しい職員の皆様や民生委員の皆さん、自治会、警察、電気・水道事業者等も大変ではありますが、連携して孤立死対策を行わなければならないと考えます。これらを防止するためにどのような取り組みを行ってきたのか伺います。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 当市におきます孤立防止対策としましては、1つに、3カ所に設置の地域包括支援センターが、優先としてひとり暮らしの方、そのほかには近所の方から通報があった者、または気になる方を中心に訪問しております。2つには、民生委員さんによるひとり暮らし高齢者の訪問・見守りを行っております。そのほかには、昼食宅配、配食サービス事業におきます安否確認、また市の上下水道課においては、市内の水道工事指定店のご協力をいただき、ひとり暮らし高齢者の安否確認を兼ね水道無料点検サービス事業を実施しております。 以上であります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 高齢化や核家族化の進行により、孤立した生活というのは特別な形態ではありません。もはや標準的な生活形態となっております。このことから孤立死ということが多くなっております。人の尊厳を傷つけるような悲惨な死を防ぐため、低下している地域コミュニティー意識を掘り起こし活性化することが重要だと思います。このことは高齢者の虐待対策、認知症対策、災害予防対策にも通じることであり、地域の特性に応じて行っていかなければならないと思います。本市としてはどのような対策を行っていくのかお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) コミュニケーション組織づくりについてのご質問かと思います。 当市におきましては、一つにふれあいサロン、社会福祉協議会の事業ですが、地域での楽しい仲間づくりと憩いの場として各行政区の集会所等で実施をしております。現在、市内には53団体で、お茶会、交流会、学習会など月1回程度の開催となっています。 また、市と郡山女子大との連携事業となりますが、心身の活性化と閉じこもり防止を図ることを目的とした高齢者いきいき交流事業にふれあいサロンの方々にもご参加をいただいております。さらには、運動による介護予防としてのいきいき百歳体操も現在14団体が活動しています。終わった後でのお茶等による交流の場ともなっているところであります。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) ふれあいサロン53団体、これはこれからふやすような対策というか、自治会さんのほうには周知とかしているんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) ふれあいサロンは社会福祉協議会の事業ですので、そちらのほうで推進をしてございます。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 現在、本市では、ひとり暮らし高齢者に対して急病や災害時に迅速に対応を行う、緊急時の連絡先や医療情報を速やかに把握するための医療キットを平成27年度末で583件配付されております。また、急病や災害時などの緊急時に対応するための協力支援体制の整備、緊急通報装置が平成27年度末で114件となっておりますが、医療キット冷蔵庫用は地震などの災害に強いことで全国的に普及しています。また、外出用の免許証サイズと同じサイズで財布などに入れて持ち歩くものもありますが、家の中で突然に起きる発作などで緊急連絡や会話ができなくなったとき、特に夜間の寝ているときに起きた場合どうすればよいのかというような、ひとりで悩んでいる方もおります。このようなことが起きた場合どのような対応策があるのかお伺いします。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 緊急時の対応でございますけれども、今、議員がおっしゃったように、あだち福祉会との委託契約によりまして24時間体制で緊急通報システムによる高齢者への支援体制をとっております。体制は電話機の緊急ボタンの設置及びペンダント装置による緊急通報装置の対応となりますので、そちらのほうでお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) これ現在114件というふうになっておりますが、申し込んだ人にはもっとふやしていただけるんでしょうか。 ○議長(渡辺由紀雄君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(武田正利君) 申し込みのあった方には対応は可能ですので、申し込んでいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君。     〔2番 石橋今朝夫君 登壇〕 ◆2番(石橋今朝夫君) 今、GPSを利用した機器による徘回者の所在の把握は有効な手段の一つであり、日本全国に普及しております。今、さらに進んだものとして、徘回者の位置を把握するだけでなくその人の健康状態まで測定できる機器が開発されてきています。脈拍や呼吸状態、体温などのデータを的確に収集する薄くて軽い測定機器が装着された衣類の開発がなされております。その衣類を身につけていれば、どこにいて、生きているのかどうかわかるのであります。認知症を患った徘回者だけでなく、ひとり暮らしの健常高齢者にとっても有効なものであります。 このスマートウエアを開発しているのは本宮市にある会社であります。間もなく商品化されるようでありますが、今後とも高齢者の見守り、安全・安心な暮らしを守るため市のさまざまな対策をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡辺由紀雄君) 2番、石橋今朝夫君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第4日、12月9日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡辺由紀雄君) 異議ありませんので、日程第4日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(渡辺由紀雄君) 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時07分...